2015年12月5日土曜日

桃園半程馬拉松を走りました 年代別クラスでなんと一位となりました

大会名:桃園半程馬拉松
種別:ハーフマラソン
記録:1時間39分15秒(大会公式記録)、1時間39分6秒(大会発表ネット)
全体順位:83位(参加者1245名)
分組順位:1位(男子55歳~64歳 参加者47名)

日本のランのシーズンではフルマラソンの前にいくつか短い距離のレースを走って自分の調子を確認したり実戦練習のつもりで走ります。もちろん条件がよければ自己ベストの更新も狙います。今回台湾で初めてハーフマラソンを走りました。11月1日に走ったレースは26kmの変則距離なので、やはりハーフのレースは自分の調子がよくわかります。

今回は誘ってくれた晨運社のメンバーの方が足底筋膜炎でDNFとなってしまったので、私は一人で会場まで行かなければなりませんでした。こちらの方がレースで走るよりもよほど緊張しました。


今回はまずタクシーで中正紀念堂まで行ってそこからシャトルバスで会場に向かいます。朝の3時45分にすぐにタクシーが来るかとても心配でしたが、何とか会場に辿り着くことができました。


到着したのは5時を少し過ぎた頃で真っ暗でどこにどんな設備があるのかもよくわかりません。選手の休憩所を見つけてそこで少しずつ着替えたり準備をしました。


ステージでは5時半頃からダンスパフォーマンスが始まっています。台湾のレースはランでも自転車でも必ずスタート前にこういったイベントがあるので楽しいです。


だいぶ明るくなってきました。周りには山がたくさんあります。一緒に走るはずだった晨運社の友人からかなりアップダウンのあるコースだよと教えられていたのですが、なんとなく嫌な予感がしてきました。今日は過酷なレースになりそうです。

レースはハーフ全体で1200人程度の参加なのでスタート時の時間ロスもなくスムーズに走り出すことが出来ました。気持ちよく4分15~20秒で走り出せて道路はずっとフラットです。アップダウンのコースの情報は誇張だったのかな?と思っていたらやっぱり3km手前から強烈なアップダウンが始まりました。そこからはもうゴールまでフラットコースは殆どなく常に上っているか下っているかです。どちらも場所によってはかなりの急勾配です。タフなコースです。

スタート会場は人造湖のダムの下にあるのですが、スタートしてから5kmくらいでダムの上を走る道路まで駆け上がります。多分一気に100mくらい上がったようです。そこから折り返しまでアップダウンを繰り返してさらに100m上がります。この過酷なコースは箱根5区と青梅マラソンを足して2で割ったようなものです。自己ベストを狙うどころではありません。一体どれだけ時間がかかるのだろうと情けない気分になってきました。

10km時点で約48分、これは今日は1時間40分も切れないなとがっかりしながらとぼとぼ坂を上っていきました。残り4kmとなったところで既に1時間24分、4分半で走っても1時間42分です。しかしここで帰りは急勾配の下りだったことを思い出し、思いっきり駆け下りればキロ4分くらい出るだろうから1時間40分が切れるかもしれないと思い至りました。

晨運社のみなさんに送り出してもらってハーフが1時間40分もかかっていたら洒落にもなりません。ここから本気で駆け下りました。幸いなことに後ろから追い上げてきた屈強なランナーが何か大声で言っています。どうやら頑張れば1時間40分切れるぞ!ついて来い!という感じです。ハムストリングスと下腿三頭筋が痙攣しそうになりましたが、とにかく必死に駆け下ります。ゴール間近では8kmレースのランナーがたくさんいましたが、ごぼう抜きというよりは機械でごぼうの束をまとめて引き抜く感じでどんどん抜いていきます。このランナーが引っ張ってくれたおかげでなんとかゴールに飛び込むことが出来ました。自己計測で1時間38分台で収まりました。ハードでしたが果敢な追い上げで気持ちはとても爽快でした。


ゴールして順位を見たらびっくり、なんと年代別グループで1位です。この男甲組は55歳から64歳で私が一番若い世代なので、ちゃんと走れば入賞くらい出来るかなと思っていたのですが1位というのは望外の結果でした。素直にうれしいです。


専用に撮影スポットの前で記念撮影です。周りの人も記録証の1位の表示を見て目を丸くしていました。少しだけ自慢したい気分ですね。


ステージ脇の事務局に行って表彰式の有無とスケジュールを確認するとまだ1時間以上先とのこと。ようやく選手休憩所に戻って着替えたり顔を洗ったりしました。今では晴れて周囲も良く見えます。向かうに見える巨大な構築物がダムです。あの上まで駆け上がって降りてきました。


表彰式が始まりました。最初は総合順位です。優勝賞金もあります。黒人の選手も参加しています。レベルが高い大会だったようです。


女子も黒人の選手が参加していました。賞金はとても少ないので、おそらくは練習でしょうか?


次は年代別グループということでステージの横で待機します。マラソンの表彰式なんて今まで出たこともないのでちょっと緊張してます。


緊張のあまり、表彰の瞬間の写真を撮ってもらうのを忘れてしまいました。表彰後3位だったおじさんに頼んで一緒に記念写真を撮ってもらいました。


着替えて帰路に着きます。色々な出店も出ていて大会の雰囲気は日本と似ています。ちょっと違っていたのは仮装のランナーが殆どいなかったことです。台湾のランナーはどこまでもまじめな感じです。そこが魅力ですね。


ゴールの後ろを通ってシャトルバスの乗り場に向かいます。大きなゴールゲートなのですが、街路樹で隠れていて実際にゴールするときはゲートがなかなか見つからなくて苦労しました。


中正紀念堂に戻るシャトルバスに乗り込みました。前の若いランナーも表彰されたようでトロフィーがあります。


帰りのバスでも爆睡してしまって気がつくともう台北市内でほどなく中正紀念堂に到着しました。巨大な自由廣場の門です。


こんな立派なトロフィーをもらうことはもう一生無いでしょう。家宝として大切にしなければ。

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソン(サブ3.5)へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿