2016年11月23日水曜日

復興航空

台湾の航空会社である復興航空(トランスアジア航空)が全便が欠航し、しかも会社は解散というとんでもない事態が起こりました。台北のオフィスに入っているビルには偶然ですが、復興航空の本社があります。今回の騒動を間近に見ることになりました。


22日(火曜日)の朝です。いつものように出社すると会社のビルの前の大きなパラボラアンテナを載せた放送局の車が何台も停まっています。


正面エントランスに向かってカメラがずらっと並んでいます。誰か芸能人でも来てるのかなと脳天気なことを考えていました。


この時はまだ正面エントランスから出入りすることができました。ビルに入ってから振り向くとカメラが並んでいるのが見えます


お昼になって午餐を食べにビルを出るとまだカメラがあります。但し数はだいぶ減りました。


なんとなく緊迫感がなくてのんびりした感じです。あとで聞いたところによると本社の会議室で役員会議(董事会)が開かれていたそうです。この後、午後に解散が発表になりました。


仕事が終わって夕方ビルを出ようとすると1階のホールは何やら物々しい雰囲気です。正面のエントランスからは出られません。横の通用口から出て正面エントランスに回ってみるとこんな感じです。


役員が出てくるところを映像にしようとする準備しているようですが、まだ時間があるようで放送局の人達も思い思いのことをして時間を潰しているようです。


にわかに緊張した雰囲気になってきました。誰かが降りてくるようです。ずっと見ていてもよかったのですが、中国語の宿題をしなければいけなかったので帰りました。


23日(水曜日)の朝です。やっぱり今日も放送局の車がたくさん来ています。


生放送もあるようで昨日の夜よりも人が多い感じです。


カメラマン以外にもマイクを持って色々テストしている人達がいます。生中継もあるようです。


この日も正面エントランスから入れず、横の通用口に誘導されました。


エントランスホールの中も人が多く緊張感が漂います。抜け駆けで建物の中に侵入している報道関係者を制限しているようです。それほど迷惑にはなっていないのですが、いつまで続くのかちょっと心配です。いきなりの全便欠航は、台湾人からもあまりに無責任すぎるときびしい声が多く寄せられているようです。早く穏便に解決されることを願っています。

2016年11月22日火曜日

我們唱「真愛無價」台語的二重唱 很多愛

月曜日の夜は中山音楽社です。今回の課題曲は「真愛無價」、台湾語でしかもデュエットです。日曜日に練習していたときもYoutubeのビデオはキーがあわせにくくて難しいなと思っていました。デュエットは自分ひとりのキーでは決められないので歌うのが難しいし、何よりも緊張します。


ところが中山音楽社のみなさんは大喜びでのりのりです。とにかくみんなで楽しくやるのが大好きです。


周さんは一緒にデュエットを歌うためにわざわざご主人に来てもらいました。


吳餐ご夫妻も幸せそうに歌っています。ご主人よりも奥さんが嬉しそうです。


黃さんご夫妻もラブラブです。みなさん照れてますがとても楽しそうです。


照れとかは全然関係ないのが李さんです。楽しさ全開です。みんなで楽しめばそれが最高という感じです。


普段は寡黙な朱さんもデュエットではとてもうれしそうです。みなさん自分の世界に入っています。


陳さんは最初のフレーズは自分ひとりで歌ってその次はデュエットです。一粒で二度美味しいです。


王会長は周さんはもうプロみたいな雰囲気です。余裕のパフォーマンスですね。


私も何とか周さんにガイドしてもらって緊張して歌いました。キーが高いので声が苦しかったですが楽しかったです。

2016年11月21日月曜日

視察台北設計建材中心

今日は午後から仕事で台北市の內湖に新しくできた台北設計建材中心に行ってきました。メーカーさんのショールームの見学と今進めているプロジェクトの打ち合わせです。


台北市の內湖は新しい産業の拠点としてIT企業などが多くあります。台北の中心から移ってくるメーカーもあります。街が広々していて台北の中心とは随分雰囲気が違います。


台北設計建材中心は公共の施設ではなく、簡単に言うとインテリアデザイナーのための打ち合わせの拠点です。お客さんとインテリアや設備を打ち合わせているインテリアデザイナーがお客さんと一緒に訪れて実物を見てものや仕様を決めるための巨大なショールームです。


1階の正面右側にメーカーのショールームが数社ありますが、それ以外は家具やインテリア雑貨の売り場のような雰囲気です。


デパートの家具や什器の売り場にいるみたいです。こうやって展示していて売れるとも思えないのですが、少なくとも実物の確認には有効かと思います。


建物は台湾の最新のトレンドのようでガラスの箱ですが内部は木製(のように見える)仕上げが多く、ミッドセンチュリーモダンという感じです。


日本的な空間の提案をする家具の売り場もありました。色合いは確かに最近の感じです。


家具が雑然と置いてあるだけでデパート家具売り場の雰囲気です。ライフスタイルを提案するのであればIKEAのように徹底してやってほしいですね。


強烈な装飾の家具が展示されていました。モダンは志向していてもやっぱりヨーロッパ的な装飾に憧れる顧客層がまだいることがわかります。特にこういうものを好むお客さんは総じてお金持ちですから、まだまだいいビジネスになるということがわかります。

2016年11月20日日曜日

跑了觀音山馬拉松 很熱太累了

大会名:2016蘆州・觀音山馬拉松
種別:フルマラソン(全馬拉松)
記録:3時間56分39秒(大会公式記録) 3時間56分58秒(大会ネット記録)
順位:総合34位(1286名)、部門別(男C組)3位(122名)

この秋からのレースシーズン5本目のフルマラソンです。このところ高低差の少ないフラットなレースが続いていましたが、久しぶりに山の中を走るレースです。走る山は八里の觀音山です。淡水にツーリングに行くと淡水河の対岸に広がる美しい山です。標高はさほど高くありませんが断続的なアップダウンと未だに高い気温に苦しめられました。


スタートは7時、5時45分の民権東路と復興北路の交差点のセブンイレブンで一緒に走る麗山長跑倶楽部にメンバーにピックアップしてもらいました。ありがとうございます。


スタートとゴールの会場は八里だと思っていたのですが、それよりも遥かに台北市よりの淡水河の河川敷です。


着替えたりしてスタートの準備を整えていると突然のお囃子のような音楽が流れてきました。見ると身長が3mを超える巨大な神様のパレードです。


神様の前で一緒に走るMichaelと記念撮影です。きっと有名な神様なのでしょうね。


スタートしました。最初の8kmくらいまでは全くフラットなロードでした。これなら楽だと思っていたら、八里の街に入ったらすぐに左に曲がって山道に突入です。急勾配で走れず歩くしかありません。


程度の差はありますが、こういったアップダウンが全部で5回ありました。烏來マラソンを彷彿とさせるコースでしたが、そこまではないだろうということで何とか4時間以内にゴールできました。


ゴールのアーチをくぐったこちら側にはメード姿の小姐がたくさんいて完走のメダルを掛けてくれます。今回のレースは新北市政府の體育處が主催団体ですが、こういった計らいがとても柔軟です。


ということでメイドさんと一緒に記念撮影です。ひょっとして新北市の職員の方でしょうか。


息つく間もなく表彰式です。まだ私の組は全員ゴールしてないと思いますが、名前がコールされました。


年代別の同じ組の4位の方と記念撮影です。このリアルな蝶のプリントは有名なランニングクラブのようで台北とその近郊のレースでは必ず遭遇します。


とりあえず表彰式も済んだので、本日麗山から参加している4名のランナーを待つことにしました。ゴールゲートのすぐ前ですが、奇抜なコスチュームの応援グループがいます。ランナーは大喜びです。


走ってくる方も相当凝っているグループがいます。台湾ではマラソンレースはグループで楽しみ応援するスポーツですね。


麗山のメンバーがやって来ました。おつかれさまでした。みんな元気そうです。


一緒にゴールしよう!と誘われて既にサンダル履きですが一緒にゴールゲートに向かいました。


みんなで表彰台の上で記念撮影です。膝の調子がよくなかったメンバーもいたので全員完走できて本当によかったです。


メイドさんとの写真を見せたら、みんなすかさずゴールに戻って記念撮影です。さすが台湾男子!


帰りは麗山の廖さんの知っている麺線のお店に寄って昼ごはんです。


メニューは蚵仔麺線と揚げた臭豆腐だけ。臭豆腐はちょっと苦手なのですが、みんなが大丈夫大丈夫というので食べてみたら美味しかったです。揚げてるのはかなりだいじょうぶですね。みなさんお疲れさまでした。謝謝大家!眞的辛苦了!


賞品でいただいたトロフィーをよく見たら側面にスイッチがあります。裏を見ると電池が入れられるようになっています。早速入れてみるとこんな感じで光ります。しかも光の色が刻一刻変わっていきます。なんだか無駄に凝っている感じです。

2016年11月19日土曜日

我們去了桃園石門”狩獵橙子”

11月は台湾では秋の行楽のシーズンです。ということで晨運社でも一日弱の観光イベントということで桃園の石門水庫とみかん狩りに出かけました。台湾でもみかん狩りがあるのかということでかなりびっくりです。実は日本でも行ったことがありません。どんな感じなのかとても楽しみです。


いつものように中山國中に集合です。普段と同じようにランニングしている人もいます。


メンバーのみなさんの乗用車6台に分乗して目的地に向かいます。桃園なので最初は高速1号線です。


途中で高速3号線に乗り換えます。日本で言えば中央高速のような感じで急に周囲に山が増えてきました。


1時間ちょっとで最所の目的地の石門水庫に到着です。快晴で日差しが強いですが風がひんやりしていていい気持ちです。


ここは石門ダムという巨大なロックフィルダムがあります。マラソンのレースが行われています。去年、私も走ったハーフマラソンです。あの時のきつい坂を走ったことを思い出しました。


ダムの記念碑の前でみんなで記念撮影です。メンバーの方のお子さんやお孫さんもいて賑やかです。


展望台のような小高い丘があります。麓でもう一度記念撮影です。本当にいい天気です。


マラソンレースのランナーが走っていきます。ダムの下流側から登ってきてこれから下りです。


去年走って年代別で何と優勝することができました。良い思い出のあるレースですね。


ダム湖の遊覧船があるのでみんなで乗船します。楽しみでわくわくしてきました。


船が出発すると船着き場はあっという間に小さくなっていきます。実際に船に乗るとかなり広い湖です。


みなさん遊覧船に乗って子供のように嬉しそうです。去年もみんなで宜蘭に行って観光船で亀山島まで行ったのを思い出しました。


山間地がダムで埋め立てられたので山の谷に沿って湖はとても複雑な形をしています。船はその奥へ奥へと進んでいきます。


石門の観光を終えて午餐のレストランにやって来ました。地鶏の料理が有名なのだそうです。


料理がどんどん運ばれてきます。最初に巨大なお鍋でスープの米粉が登場です。まずしっかりお腹にたまるものから出てくるのが台湾の餐廳のお約束ですね。


地鶏の蒸し物です。どんな餐廳でも出てきますが、放し飼いの地鶏だけあってお肉が美味しいです。手前の木耳の料理も有名だそうです。甘酸っぱい味付けで眞的很好吃でした。


最後に烏骨鶏の薬膳スープが出てきました。スープも漆黒、鶏肉も漆黒です。身体に良さそうです。


食事の後はいよいよ本日の目的のみかん狩りです。途中軍の施設を抜けていくので小銃を携行した若い兵士さんいるゲートを通ります。


観光農園に到着しました。そう言えば麗山のメンバーと陽明山系を走っている時もいちご(草苺)の観光農園がよくあったことを思い出しました。


みかんのある場所に向かって出発です。食べるみかんとは別に持って帰るみかん用の袋をみんなで持っていきます。


気がつくと周りはみかんの木だらけです。緑の実、黄色の実、大きめなもの、小さめなもの等色々です。


このあたりが良さそうということでみなさんみかんを狩り始めました。一緒に行った方に色々話を聞くとみかんの一本々々で味や風味が異なるそうです。甘いもの、酸っぱいもの、果汁が多いもの、果汁が少なくてコクがあるもの、現地ではそれぞれの木の品定めが目的なのだそうです。


みかん狩りって奥が深いです。みなさんがこれを食べてみろ、これも食べてみろと次ぐ次に別の木の実をくれるので試食でお腹いっぱいになってしまいました。


よく見るとみかんのあいだにパパイヤの木が大きな実を付けています。さすが台湾です。


観光農園の入口に戻ってきて収穫したみかんの精算です。1斤(600g)30元です。私も3kg収穫して150元でした。すごい量です。


3時には現地を出発して台北に戻りました。途中で通った大渓の街の巨大な歩道橋にびっくりです。歩道橋というよりは街の入口の門のようです。