2019年11月28日木曜日

漏水修復工程竣工了

11月の半ばでした。突然奥さんが真剣な顔をして「うち水が漏れてるらしいよ」と言ってきました。詳しく話を聞くと数日前から工事の業者さんらしき人が家の周囲で色々聞き込みをしているとのことでした。そしてその日、その業者さんがやってきてどうもわが家の敷地のどこかで水道管の水漏れが発生しているとのことでした。それから何回か詳細な調査をしてどうやら漏水しているのはわが家のコンクリートの車庫の床下であることがわかりました。
しかしわが家の車庫はボックスカルバートなので床には耐圧盤の厚いスラブがあって更にその上に土間コンクリートが打設してあります。コンクリートの厚さはトータルで30~40cmあってとても削って水道管の修理ができる状況ではありません。結局道路からの引き込み管を横引きしてインターロッキングの舗装部分で再度引き込むことになりました。今年の6月に都市ガスを引き込んだところを半年も経たないうちにまた掘り返すことになりました。その後はトントン拍子に工事の日程が決まって今日の朝から工事をすることになりました。


都市ガスの引き込み工事の際は道路の掘削と敷地内の引き込みを別の日に分けて工事を行いましたが、今回はまとめて1日でやってしまいます。看板に「緊急の水漏れ工事」と書いてあると本当に緊急な気分になってきます。


職人さんがたくさんやってきて手分けして工事を進めていきます。手慣れた感じでインターロッキングをどんどん剥がしていきます。


門塀のコンクリートの壁の内側は一昨日試掘してあったので、そこからさらに掘り進めていきます。


道路のアスファルトを専用の機械で切断していきます。職人さんの慣れた動きは見ていて小気味いいです。ガス工事のときは道路横断でしたが、今回は歩道部分を縦断します。


小さな重機でアスファルトをどんどん剥がしていきます。思ったよりもアスファルトが厚いそうです。


新しい水道管を敷設していきます。最新のステンレス管で半永久的な耐久性があるそうです。以前は塩ビ管だったので月とスッポンのような差があります。


コンクリートの壁の下もコア抜きして無事に貫通することが出来ました。結果的にはガス管が通った位置とほとんど同じでした。


水道メーター周りの配管工事に取り掛かっているようです。塀の内側の工事は試掘していたせいでとてもスムーズでした。


現在の水道管は漏水しているので一旦通水を止めて切断した上で新しい水道管に接続します。どうやって通水を止めるのかと思っていたらなんと液体窒素ガスで水道管内の水を凍らせるそうです。水道工事の業者さんもこんな工事を実際に見れるのはめったに無いですよと笑いながら言っていました。掘削した部分が窒素ガスが充満して真っ白です。


凍った水道管を新しい水道管に接続して、今度はどうやって再度通水させるのかと思っていたら今度は凍った水道管をガスバーナーで炙っています。かなり野蛮です。


道路から覗き込んで見たところです。左側が漏水していた古い水道管、右側が新設した水道管です。


新しい水道管はこのように横引きしてインターロッキング敷の車庫の床に入っていきます。


工事の山場は無事に終了して後は埋め戻しです。砕石を入れるのではなく最初は砂で水道管を保護するように埋め戻していきます。丁寧な工事仕様で安心です。


敷地内のインターロッキング舗装部分も同様に最初は砂で埋め戻していきます。


その後は砕石を入れてタンピングランマーで填圧していきます。道路の舗装ですからこういったエンジン付きのタンパーでないと充分に転圧できません。


転圧が済んだ後はアスファルトを敷き込んで仮舗装です。地盤が落ちくのを待って本舗装をするのはガス工事の時と同じです。インターロッキングの再敷設は道路の本舗装時に舗装業者さんがやることになりましたのでしばらくは砕石舗装で我慢です。


5時過ぎに全ての工事が終わって水道局の職員さんがやってきて工事の状況を確認して本日の工事は無事終了となりました。途中で2回断水がありましたが新しくなった水道管で水の出は明らかに良くなったようです。水漏れという想定外の事態でしたが半月もしないで修理ができて考えてみればよかったです。これで安心して年末年始が過ごせます。

2019年11月24日日曜日

跑了栃木縣大田原馬拉松

大会名:第32回大田原マラソン
種別:フルマラソン
記録:3時間30分16秒(大会速報) 3時間29分47秒(大会ネット記録)
順位:69位( 50歳代の部)、718位(総合順位)

今シーズン前半の勝負レースの大田原マラソンです。先週の上尾シティマラソンは大田原マラソンの練習でした。去年よりは良かったので、今年の大田原は気合を入れて臨みました。カーボローディングもやって準備は万端のつもりでしたが、肝腎の当日の天気は雨でしかも風も強そうということで一気に盛り下がってしまいました。ここまで来たらやるしかありません。



1時間半前には余裕を持って会場の美原運動競技場に到着するつもりでしたが、東北自動車道の事故や大田原市内の渋滞で到着したのは1時間前。雨は小降りですが間断なく降り続いています。気温がそれほど低くないのが救いです。


大田原マラソンの良いところは体育館が競技者に開放されているところです。荷物も余裕で置けますし、特にこういった雨に日は本当に助かります。一切屋根がない荒川の河川敷やかすみがうらマラソンは本当に困ります。


ウェアは最後まで迷いましたが結局長袖シャツにウィンドブレーカーで最初はビニールの雨合羽を着ることにしました。雨合羽は最初の5km地点で脱ぎました。


レースが始まりました。旭化成からも男子は2名招待選手が参加しています。


全部で3,000人弱の参加者なのでスタートの号砲からほとんど遅れること無く走り始められます。これも大田原マラソンの好きなところです。


レースは大会が運営する3時間30分のペースランナーの選手がいるので、最初は着いていきましたがどうも少し遅い感じがして途中から自分のペースで走り始めました。レースは23kmあたりから約5kmほぼ真北に向かう直線があるのですがここが強烈な向かい風でした。去年はここで心が折れてしまいましたが、今年は何とか遅れを最小限に留めることが出来ました。今更ながらよく耐えられたと思います。練習の成果ですね。


途中で3時間30分のペースランナーに抜かれて、もうだめだと思っていたのですが、競技場に入って時計を見ると3時間28分になったばかり、ここから頑張ればネットで3時間30分は切れそうということで最後の力を振り絞りました。グロスはダメでしたがネットで何とか3時間30分以内に滑り込みました。


ヘロヘロになってゴールです。30kmあたりから前脛骨筋、下腿三頭筋あたりが痙攣してきていつガシッとつってもおかしくない状態でした。


ゴールしてとりあえず呆然とした状態です。座ると足がつってしまうのでそのままの状態で水を飲んだり、芍薬甘草湯を服用したり、お味噌汁(塩分で電解質バランスを補います)を飲んで足の状態が落ち着くのを待ちます。


体育館に戻って着替えてようやくほっとしました。シーズン最初のフルマラソンで色々至らないところや準備不足のところもありましたが頑張って走れたと思います。次回は1月です。少し休養してまた練習を再開します。

2019年11月17日日曜日

跑了埼玉上尾城市馬拉松

大会名:第32回上尾シティマラソン
種別:ハーフマラソン
記録:1時間37分35秒(大会速報) 1時間36分47秒(大会ネット記録)
順位:87位( 50歳代の部)、1362位(総合順位)

今シーズン最初のレースでした。本当は10月に北千住でタートルマラソンを走るつもりだったのですが台風19号の影響で河川敷が水没してしまいレースが中止になってしまいました。上尾はほぼ毎年走っているレースでそのシーズンの調子を見るいい尺度になります。昨年は1時間40分かかってしまってここ数年では最低の成績でした。今年は昨年よりはいいタイムで走ることが目標です。


今日の天候は快晴で日差しが暑いくらいです。ただしかなり風があります。上尾シティマラソンは風に悩まされた記憶がないので少し意外な感じです。風に弱いタイプなので最初から盛り上がりに欠ける感じです。


いつものように競技場のスタンドで場所を確保して着替えます。いつもと変わらぬ光景です。


余裕を持ってきたつもりだったのですが駐車場から歩いてくる時間が思いの外かかったりして気がつくと既にハーフのランナーが並び始めています。


今日も半袖+アームウォーマーです。ちょうどよかったと思います。今日は途中で補給するエイドは無しで行こうと思います。ハーフですからね。


レースが始まりました。上尾シティマラソンは箱根駅伝の出場が実際に出場する選手の選考をすることで有名です。日本トップクラスのランナーが最初から全力で突っ込んで行きます。


レースは出だしがどれくらいのペースで走れるか恐る恐るという感じでしたが、4分30~40秒くらいでいい感じで押して行けたのでこのペースを守って走りました。鋼板はかなりバテましたがそれでもスピードが落ちなかったのは昨年から使っているNikeの厚底シューズのおかげだと思います。


途中で会社の先輩に追い抜かれました。毎年別大マラソンを走っているランナーなので抜かれて当然という感じです。お疲れさまでした。


スタンドまで戻ってきて一休み。心配していた右アキレス腱の痛みもなく概ねいい感じで走ることが出来ました。土曜日の大田原マラソンに向けていい練習になりました。平均ラップは4分34秒でした。大田原はこれより20秒以上ゆっくり走ればいいので気が楽です。


続々とランナーがゴールインしています。毎年埼玉県庁職員として走っていた川内優輝くんは今年も参加して一緒にハーフを走ったそうです。やっぱり上尾は川内くんがいないとね。


記録症と参加賞の豚汁とキウィとりんごを食べて帰りました。快晴で風もあってかなり発汗したようで喉がからからになりました。


去年よりは速かったですが、上尾のタイムとしては例年通りの平凡な結果でした。来年は60歳代になりますが、8位の入賞タイムが1時間35分台でした。頑張れば入賞できそうです。いい目標が出来ました。

2019年11月9日土曜日

花園倉庫更新從第三十六天到第四十天

庭のレンガ造物置の工事の報告が随分空いてしまいました。前回の報告は9月29日でしたので1ヶ月以上空いてしまいました。もちろんその間も少しずつ工事を行っていましたが、10月はご存知のように台風が多くて、しかも台風の襲来は決まって週末。雨というか嵐の合間を縫っての作業となりました。


10月5日(第36日目)です。レンガ積み工事、屋根工事が終わって次は出入口の建具工事です。まずは建具枠を作ります。屋外でしかも風雨に直接晒されるのでヒノキを使います。


他の部分と同じようにサドリンを塗装します。ヒノキの油分のせいでなかなか色濃く塗装できません。3回塗ってようやく馴染んできました。


10月13日(第37日目)です。前日の台風の直撃に備えて庭の樹木をロープで固定し、物置も扉部分を応急的に塞いでおきました。結果的には大きな被害は殆どありませんでした。


物置の中にはかなり水が溜まってしまっていたので扉をどかして内部を乾かします。


塗装しておいた建具枠の方立の背面に弾性ゴムのバックアップ材を設置します。レンガの壁はどうしても鉛直面に対して凹凸がありしかも目地部分は若干隙間があります。このバックアップ材で隙間をふさぎます。


壁面に埋め込んでおいた全ネジのアンカーの位置に合わせて方立に穿孔します。大きめに穿孔して位置を合わせますがこれがかなり手間のかかる作業でした。


位置を合わせたら大判のワッシャーとダブルナットで固定します。ここまでが建具枠工事の一番の難関です。概ねうまくいって一安心です。


方立の上部はレンガ壁の上部の根太受けになっていますが建具をそのまま開くと軒に当たるので鴨居をつけてレベルを調整します。


鴨居も同色で塗って仕上げます。ここも結局は3回塗って色の深みを揃えました。


両側の方立と鴨居の設置が終わりました。だんだん建物らしくなってきます。


10月14日(第38日目)です。次に建具を製作します。戸板は以前の物置の戸板をそのまま流用します。まずは以前の物置の扉を分解します。


続いて必要な長さにカットします。今回は戸板は横遣いにするので定尺長さでカットしていきます。


建具の建枠になる角材に住みだしして切り出した戸板を設置していきます。戸板の枚数が16枚と多く、上端と下端は戸板の幅を揃えるためにカットします。単調な作業が続きます。


10月19日(第39日目)です。とりあえず建具の縦材に戸板を全部設置しました。なかなかいい感じです。苦労が報われるようです。


いったん庭に出して表面、裏面、側面、上下面を塗装します。濃いグリーンでいい雰囲気です。


10月20日(第39日目)です。塗装した建具を再び屋内に持ってきて横桟と筋交いを設置します。これで建具の変形を防止します。


表面にしてドアヒンジと正面のオーナメントを設置します。10年以上前に物置をリニューアルした時には付けようねと奥さんと選んで買ってあったものです。ようやく取り付けることができました。


建具を庭に持ってきてヒンジを建具枠にビス止めします。ほぼ予定通りの寸法で設置することができました。戸当たりになる棒材を建具枠の方立と鴨居に取り付けます。


ようやく扉を設置することができました。なかなかいい雰囲気です。前からそこにあったように庭に馴染んでいるのが不思議な感じです。


扉の開閉も非常にスムーズです。前の立て付けの悪かった物置とは完全に別の建物という感じです。いよいよ残りは内装の棚の設置等となりました。