2018年9月22日土曜日

安裝了攝像頭監視器

今日は朝から電気工事の業者さんがやってきてインターホンの交換工事をおこないました。わが家のインターホンは竣工当時から変更せず25年間使ってきました。門の横に子機、2階のリビングダイニングに親機という超シンプルな構成です。未だに何ら問題なく使えるのですが、最近は宅配業者さんの配達が非常に頻繁になり、1階や3階で作業や家事をしているとインターホンの呼び出しが聞こえないことがあります。せっかく家にいるのに業者さんが配達物を持って帰ってしまうことが度々ありました。配送業者さんの人手不足の折に全く申し訳ないことです。先週の25年点検の際にインターホン工事の交換工事を訊ねてみたところ簡単にできることがわかったので早速お願いすることにしました。


インターホン親機を取り外すと裏側は埃で真っ黒です。他のお客さんの家もほとんど同じですよ、と電気業者さんが笑って教えてくれました。


室内親機は簡単に設置が終わりました。出来ましたと言われて見てみると濃いブルー!こんな色でしたっけという顔をしていたらしく、このブルーは製品の保護フィルムだそうです。


今回は室内親機の他にワイヤレスの室内子機を2台購入しました。子機1号は1階へ、子機2号は3階へ置く予定です。お客さんや配送業者さんが屋外子機を押せば室内親機と子機の全て鳴って画像も表示されます。


続いて屋外のカメラ付子機の交換工事です。同じメーカーの製品なので配線は共通です。新しい機器のベースを取り付けて内側の上面と側面をシーリングします。下面は水がたまらないようにわざとシーリングしません。施工マニュアルを思い出しました。


以前はカメラのレンズをアクリルの防水保護カバーが覆っていたそうですが、経年劣化で白濁して画像の写りがかなり悪くなったそうです。最近の製品はカメラのガラスが露出しています。全体的に防水性能が向上しているようです。


全ての設置工事が終わって機能の説明です。画面は小さいですが非常に鮮明に写ります。子機の画像もきれいです。さらにインターホンの屋外子機を押した人の画像が時刻と共に記録で残っています。これは本当に便利です。全体的に非常に細かいところまで配慮されている製品です。こういう製品がリーズナブルな価格で普通に売られている、改めて日本の技術の底力を感じてしまいました。

2018年9月17日月曜日

去了「建築之日本展」展覽會

以前から行きたいと思っていた六本木ヒルズの「建築の日本展」、明日で終了なので慌てて行ってきました。六本木ヒルズに来たのもすごい久しぶりです。相変わらず迷路のような内部でいつ行っても好きになれない建築です。


美術館の入口です。いきなり入場まで40~45分かかると言われてしまいましたがここまで来たら仕方がないので怯まず並ぶことにしました。


日本のみならず海外でも評価が高い展示会です。いかにも建築家というようなおじさんから、若いアート大好き意識高い系の若いファミリーまで色々な人が並んでいます。


今日は同時開催で漫画雑誌の「週刊少年ジャンプ」の展示会もあるようでなおさら受付が混雑しています。ジャンプと建築、並んでいる人達の客層が全然違うのかと思いましたが以外にも大きな違いがありません。


「建築の日本展」では「三スケ割」があって、三角スケールを持っていくと入場料金が100円割引になります。あちこちで三角スケールを取り出している若者がいてなんとなく嬉しくなりました。いくらCADの時代でも建築はやっぱり三スケが無いといけません。


高速エレベーターで52階まで登り、さらにエスカレーターで会場に向かいます。


入口でまたもや大混雑。混んでいるので10人単位で入場規制がされています。


ようやく会場に入りました。こういった展示会に来るのが久しぶりでしかも自分の専門なので思わず気分が高まってくるのがわかります。

会場は日本の古来の建築から現代の建築までいくつかのテーマに沿って展示と解説がなされています。模型が多くてわかりやすいです。古来から現代までの建築を俯瞰していくとそこには古来の建築の持っていた明快さと力強さを感じずに入られません。


今回の展示の目玉である国宝の茶室「待庵」の復元原寸模型です。茶室内に入るには再び30~40分待ちです。喜んで待ちましょう。


待っている間にも様々な角度から待庵を眺められます。さらに52階の大きな窓からは東京の現代が眺望できます。待庵と現代の都市、この対比も良かったです。


躙口(にじりぐち)から茶室の中へ入ります。有名な床の間です。墨を塗り込んだ黒さが独特です。異質ですがどこか懐かしい感じです。要素が多いにもかかわらず落ち着きがあるのは素材の根底の価値観が揃っているからでしょう。料理の出汁と同じで日本人には「NO」と言えない包容感があります。


障子や小窓など繊細を通り越して貧しさすら感じますがそれが愛おしい魅力になっています。待庵はディティールに韓国の影響があるとも評されたりしますが、この雰囲気は紛れもなく日本のものだと思います。


待庵の魅力に敬意を評して一枚だけ記念撮影させていただきました。この空間の価値観を共有できる日本人に生まれてよかったです。


待庵の魅力に酔いながら以降の展示を見て回りました。これは丹下健三氏の自宅です。モニュメンタルな建築を手がける巨匠は住宅も住宅のようで住宅ではなく住宅の形をした別の建築になっています。フランス料理のシェフが作った日本料理みたいです。

今回の建築展を見て改めて感じたのは私にとっては建築は自然に対峙して構築されるべきものであり、水平と鉛直の要素からなるものへの憧憬です。日本古来の軸組造の魅力は何者にも代えがたいものがあり、そこが造形の中心になっています。
そういった点において現代建築の魅力は自分にとってはやはり谷口吉生です。伊東豊雄やSANAAのようなグニャグニャした造形は受け入れられません。藤森照信の世俗的な建築はもう論外に嫌いです。自然の造形を建築が模倣する必要はなく、ライトのように根本原理に於いて共感を示すべきものと考えます。
もう一つの、建築家の社会性です。伊東忠太の建築が大きく展示されていましたが、あれだけの教養がありながら祗園閣や築地本願寺のような建築を設計してしまうのを見ると建築家が「優秀だが変な人」と世間から思われてしまうと感じざるを得ません。フランク・ゲーリーなどはその最たるものです。建築家の社会性の欠如は建築業界にいるものとして心が痛みます。


色々なことを考えさせられる展示会でした。そういう意味ではとても刺激的で素晴らしい展示でした。海外でも開催してほしいですね。ヨーロッパやアメリカでこの展示会がどのように評価されるかとても楽しみです。

2018年9月15日土曜日

我的房子二十五年檢查

今日はお昼からわが家の25年点検を受けました。1993年に私達の住んでいる家は完成竣工し、以来25年間私達に安全に快適に過ごせる場所を提供してくれています。住宅の性能としては60年の耐久性がありますのでまだ半分にも満たないですが、それでも四半世紀が経ったということは感慨深いものがあります。


今は床を汚さないようにこういった専用の作業用マットまであるようです。


外壁の点検から始まり、屋内は設備の作動チェック、開口部や建具の建て付けチェックなどのルーティンに従って手際よく点検してくれます。これはドアのラッチの部材が破損してしまったので交換してくれているところです。


キッチンセットの吊戸棚など地震の際に落下しないように追加の部材で強固に固定してくれました。


ベランダの防水シートの点検に続き、屋上に登って太陽光発電システムも点検してくれています。


3.2kwを発電してくれるわが家にとっては無くてはならない設備です。今年の夏の猛暑でも電気代は半分になり、さらに発電した電力を販売してかなりのお金になりました。設置の費用は高かったですが、順調に投資を回収しつつあります。


屋上に登るのは3年ぶりくらいでした。屋根のドレーンにかなり埃や落ち葉が溜まっていていたのですが、点検作業員のSさんがきれいに取り除いてくれました。ありがとうございました。ついでにインターホンも最新のカメラドアホンへの変更をお願いしてこれは1~2週間くらいで交換工事をすることになりそうです。

次は5年後の30年点検です。それまで大切に住み続けたいと思います。

2018年9月9日日曜日

我參加了2018年度日本建築学会大会(東北)

9月6日の日本建築学会大会(仙台)の学術講演会で日本エクステリア学会が昨年行った調査を発表しました。昨年の調査の企画を始めたときから日本建築学会での発表は視野に入れていましたので今回の一連の調査に一つの区切りになったと思います。この発表を行うために日本建築学会に入会し、先輩は会社の同僚から梗概の作成や発表の方法についてたくさんのアドバイスをいただきました。この場を借りて改めて御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。


緊張する発表とは別に久しぶりの出張です。しかも仙台、新幹線で行くのは多分2回目です。


全席指定のはやて119号、大宮で乗ると仙台まで1時間6分です。あっと言う間に到着です。職場に通勤するのとほぼ同じくらいです。


車内は一見しただけで建築家や大学教授とわかる人たちで溢れています。白髪の長髪を後ろで束ねて口ひげを蓄えているのは間違いなく建築家、ビジネスマンでは絶対に着ないような奇抜な色と柄のジャケットを来ているのは大学教授です。


仙台に到着しました。大宮よりは若干涼しい感じです。杜の都です。それにしても新幹線のホームは日本中同じ感じ、もう少しデザイン何とかならないのでしょうか?


JR仙台駅に接続されている仙台市営地下鉄で会場の東北大学に向かいます。乗車するのは東西線、職場に通勤するのと同じ「東西線」です。


東西線の川内駅で降りるともうそこは大学の構内です。建築学会大会の看板があちこちに掲げてあります。今日は最終日の3日目なので全体的に落ち着いています。


当日受付のブースです。なんとなくマラソン大会の受付と似ています。基本的にやっていることは同じです。


会場の案内もあちこちに出ています。膨大な数の梗概の発表と記念講演やらパネルディスカッションやらイベントも盛り沢山です。


私が発表する会場のある建物に入りました。大学院生や若い卒業生、指導教官などですごく混雑しています。若者が多く賑やかでなんとなく学園祭みたいな雰囲気です。


学会発表自体が今回初めてなので午前中は自分の会場の確認や練習室でパワポがちゃんと映るかどうかのテスト等を行って、それから昼食です。お弁当の販売(事前予約です!)だけだと思っていたら学生食堂もありました。


学生食堂は非常に広いです。快速レーンというのもあって、そこはカレー専門のレーンでした。学生さんも試験があったりすると忙しいでしょうから、こういうサービスがあるんですね。


昼食はヒレカツカレーとお味噌汁でした。発表を聴きに来てくれた日本エクステリア学会の方と午前中の発表の感想などを話しながら急いで食べました。


仙台は雲が多いものの青空で日差しが強いです。緑も多くて空気は東京とは明らかに違う感じです。仙台に住みたいという人が多いそうですがこの空気感はそう感じさせるものがあります。


教室内は写真撮影禁止なので、発表の様子がお伝えできないのが残念です。発表後の質問も意地悪なものではなく、全体的にとても和やかな雰囲気で発表できました。何度も練習したのに後半やや時間が足りなくて美しく終わらせることができなかったのは少し悔いが残りました。


無事に終わって仙台駅に戻ってきました。帰りの新幹線の切符も買ってこれから打ち上げです。


仙台といえばやっぱり牛タンです。厚くて火の通り加減もよくてやっぱり本場は美味しいです。


昨日から泊まって学会に参加されたエクステリア学会のIさんと祝杯です。ようやく仕事が終わったという充実感を感じることができました。


食事を終えてお土産もどっさり買い込みました。やっぱり萩の月とずんだ餅でしょう。


帰りの新幹線はこまちでした。車体のカラーは同じですが車体が変わっていて少し驚きました。


車内の雰囲気も落ち着いていて和を感じさせます。こちらも1時間ちょっとで大宮につきました。来年の学会大会は金沢だそうです。こちらも日帰りになりそうです。