しかしわが家の車庫はボックスカルバートなので床には耐圧盤の厚いスラブがあって更にその上に土間コンクリートが打設してあります。コンクリートの厚さはトータルで30~40cmあってとても削って水道管の修理ができる状況ではありません。結局道路からの引き込み管を横引きしてインターロッキングの舗装部分で再度引き込むことになりました。今年の6月に都市ガスを引き込んだところを半年も経たないうちにまた掘り返すことになりました。その後はトントン拍子に工事の日程が決まって今日の朝から工事をすることになりました。
都市ガスの引き込み工事の際は道路の掘削と敷地内の引き込みを別の日に分けて工事を行いましたが、今回はまとめて1日でやってしまいます。看板に「緊急の水漏れ工事」と書いてあると本当に緊急な気分になってきます。
職人さんがたくさんやってきて手分けして工事を進めていきます。手慣れた感じでインターロッキングをどんどん剥がしていきます。
門塀のコンクリートの壁の内側は一昨日試掘してあったので、そこからさらに掘り進めていきます。
道路のアスファルトを専用の機械で切断していきます。職人さんの慣れた動きは見ていて小気味いいです。ガス工事のときは道路横断でしたが、今回は歩道部分を縦断します。
小さな重機でアスファルトをどんどん剥がしていきます。思ったよりもアスファルトが厚いそうです。
新しい水道管を敷設していきます。最新のステンレス管で半永久的な耐久性があるそうです。以前は塩ビ管だったので月とスッポンのような差があります。
コンクリートの壁の下もコア抜きして無事に貫通することが出来ました。結果的にはガス管が通った位置とほとんど同じでした。
水道メーター周りの配管工事に取り掛かっているようです。塀の内側の工事は試掘していたせいでとてもスムーズでした。
現在の水道管は漏水しているので一旦通水を止めて切断した上で新しい水道管に接続します。どうやって通水を止めるのかと思っていたらなんと液体窒素ガスで水道管内の水を凍らせるそうです。水道工事の業者さんもこんな工事を実際に見れるのはめったに無いですよと笑いながら言っていました。掘削した部分が窒素ガスが充満して真っ白です。
凍った水道管を新しい水道管に接続して、今度はどうやって再度通水させるのかと思っていたら今度は凍った水道管をガスバーナーで炙っています。かなり野蛮です。
道路から覗き込んで見たところです。左側が漏水していた古い水道管、右側が新設した水道管です。
新しい水道管はこのように横引きしてインターロッキング敷の車庫の床に入っていきます。
工事の山場は無事に終了して後は埋め戻しです。砕石を入れるのではなく最初は砂で水道管を保護するように埋め戻していきます。丁寧な工事仕様で安心です。
敷地内のインターロッキング舗装部分も同様に最初は砂で埋め戻していきます。
その後は砕石を入れてタンピングランマーで填圧していきます。道路の舗装ですからこういったエンジン付きのタンパーでないと充分に転圧できません。
転圧が済んだ後はアスファルトを敷き込んで仮舗装です。地盤が落ちくのを待って本舗装をするのはガス工事の時と同じです。インターロッキングの再敷設は道路の本舗装時に舗装業者さんがやることになりましたのでしばらくは砕石舗装で我慢です。
5時過ぎに全ての工事が終わって水道局の職員さんがやってきて工事の状況を確認して本日の工事は無事終了となりました。途中で2回断水がありましたが新しくなった水道管で水の出は明らかに良くなったようです。水漏れという想定外の事態でしたが半月もしないで修理ができて考えてみればよかったです。これで安心して年末年始が過ごせます。
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