土曜日の午前中は中山國中校慶のイベントに出席して、その後遠征の準備をして台北站にやって来ました。
高鐵に約1時間20分乗って彰化にやって来ました。去年の12月にできた新しい高鐵の駅です。
建物の内外装はコンクリートの打ち放しが多用されています。仕上がりはどうかなと思って触ってみると、がっかり、全面的に補修されています。この規模では仕方がないということですね。
駅の構内は最近の台湾で流行の透明感たっぷりの空間です。この上に向かって広がる柱はちょっと微妙です。
バスに乗って田尾の街にやって来ました。彰化の街は道路の中央分離帯に植わっている樹木が統一されています。以前視察に来た時と同じ、懐かしいです。
街のあちこちにはこういった園芸用の樹木が生産されています。埼玉の川口や安行と雰囲気がとても良く似ています。作っているものが同じですから当然ですね。
道路端の果物屋さんでたくさんの柳丁が売っていました。皮は黄色や緑で酸っぱそうな感じですが実際には甘くて美味しいです。
宿泊する民宿にやって来ました。台湾では一般的にこういった個性豊かな郊外の宿泊施設を民宿と呼んでいます。夕飯は提供されないことが多く、どちらかと言えばB&Bという感じです。
建物のデザインは独特で随所の意匠はギリシャ・ローマ式の円柱があったりしますが全体のプロポーションは無国籍的です。
建物入口の脇にはなんとブーゲンビリアの盆栽です。もちろん初めて見ました。
その隣には立派な黒松が植わっています。この民宿のご主人は植木の生産者であり外交造園会社も経営しているそうで、全体的に庭の手入れが行き届いています。
台湾のちょっと立派な庭園には風水の関係で必ず池があります。モダンなデザインです。
大きな魚が泳いでいます。錦鯉かと思いって近づいてみると顔つきやヒレなどが明らかに違います。巨大な熱帯魚ですね。
部屋に案内されてまたまたびっくり。ステップを設けて上がった床に布団が敷いてあります。台湾でいう和室です。奥には茶の間らしき空間もあります。ハートのクッションには照れますね。
奥の茶の間も板の間です。朝のイベントや明日のレースに向けてリラックスしたいのですが板の間では固くて横になれません。普通のベッドの部屋の方がありがたかったです。
民宿のそばのすてきな庭園にやって来ました。実は3年前の視察に来たときにもやって来てここでランチを食べました。もう来ることはないだろうと思っていたのですが、古い友人に再開できたようで感激でした。
庭園の至る所に植わっているヌマスギ(落羽松)の気根も懐かしいです。森の小人みたいです。
明日一緒に田中マラソンを走る施さんは、このガーデンカフェのオーナーの方とはお知り合いだそうです。オーナーの羅さんと施さん御夫妻でのんびりとお茶を楽しみました。
カフェの空間もこのようにセンスよく緑化されています。一般的にはこういった温室のような空間は湿度が高くて不快になる時もありますが、この空間はとても快適に環境が維持されています。
夕飯も同じガーデンの別のレストランで施さんのご家族と一緒に過ごしました。レースの前にすてきな庭園でリラックスすることができました。
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