2015年12月25日金曜日

台中天空樹

2週間ほど前になりますが、台中に出張した際に有名な超高層マンションの「天空樹」を見る機会がありました。日本だったら「スカイツリー」です。


日本の伊東豊雄氏の設計です。最近は国立競技場のコンペで有名になりましたが、業界では日本有数の建築家として不動の地位を築いています。安藤忠雄氏が凋落した今日本の現役建築家のNo.1といっていいでしょう。台中には同じ伊東氏の台中オペラハウスがありますし、台北にも松山文創園区があります。


このダイナミックな造形には圧倒されます。台湾の超高層マンションは装飾的で日本の超高層マンションとは異次元の空間と言えますが、その中でも天空樹は異彩を放っています。


大胆でありながらも一つ一つの造形はとても繊細です。カーブを描く垂直線は日本的なたおやかさを感じます。それがそこに必要かどうかは別として見ていると惚れ惚れします。


台中は都市の高層化が急ピッチで進んでいますが、それでも天空樹の周辺には低層の街並みが広がっています。超高層の特異な建築と低層のヴァナキュラーな都市空間、この組み合わせも台中の強い日差しの中では不思議な調和を見せてくれます。早く完成した姿が見たいですね。

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