実は猴硐については、台湾の友人からはあまりいい話を聞いていませんでした。ねこが汚れている、適切に保護されていない、過度に観光地化されている、などなどです。実際に訪れてみると確かにそういう面もあるとは思いますが、何よりもたくさんのねこが人間と暮らしている場所があることがうれしかったです。観光地という面もありますがねこに対する注意事項や保護団体の活動などねこに対するやさしい気持ちも伝わってきました。行ってよかったと思います。
十分から平渓線、宜蘭線と戻って猴硐にやって来ました。列車はかなり混雑していましたが猴硐でたくさんの人が降りました。ねこに会いたくてくる人が多いようです。
駅名の表示板にもねこの絵が描かれています。真ん中は炭鉱の遺跡で働く人のようです。
改札口はいかにものどかな田舎の駅という感じです。切符も駅員さんに渡していいのかどうかよくわかりませんでした。
運賃の精算所の窓口の上には大きな猴硐の地図がありました。猫村の雰囲気いっぱいです。
改札の建物のバルコニーで最初のねこと出会いました。さっきまでごはんを食べていたようです。
改札の建物のバルコニーから外を眺めているとあちこちにねこが歩いています。元気そうです。
ねこの看板もあちこちにあります。同じイラストレーターが描いているようでかわいい感じです。
駅から続く屋根付きの陸橋を渡って猴硐ねこ村に向かいます。
陸橋の壁には色々猫村の解説が表示されています。どうせなら日本語の解説もほしいですね。
陸橋を渡りきって外に出るともうそこが猴硐猫村です。猫村を歩く際の色々な注意事項が書かれています。
今渡ってきた陸橋はこんな感じです。陸橋自体が不思議なオブジェのようです。ねこの世界へ続くトンネルのようです。
猫村で最初に出会ったねこです。白黒の元気そうな雄で毛もそれほど汚れていません。首輪もしていてきちんとお世話されているようです。猴硐のねこは殆ど全て首輪をしていました。
線路の手前側がこのような斜面になっています。ゆったりした階段のあちこちにねこがいます。
この日は薄曇りで時々日差しがありました。暑くもなく寒くもなくねこにとってはちょうどいい陽気のようでした。人に触られても嫌がらないねこが多かったです。背中を優しく掻いてあげると嬉しそうです。
ねこの生活を護る保護団体が活動しています。ねこの小物を販売したり、ねこの生活を知ってもらうための色々なパンフレットがありました。活動してる若者達はみんなねこが好きそうでした。
妻は小さなエコバックを買って猴硐のねこのイラストをシルクスクリーンで印刷してもらいました。
山の斜面を登って行くと次々とねこに出会います。もう何匹会ったのかわからなくなってきました。4匹のねこがのんびりお昼寝したりグルーミングしています。
頭を撫でられても全然平気です。耳を横に折って下げているのは気持ちいですということらしいです。どのねこも本当に人に慣れています。猴硐のねこがあまり人をこわがっていないのは、ねこ達が虐待されていないからだとおもいます。このことが一番うれしいです。
猴硐のねこの情報を集めた資料館のような建物もあります。ちょっと一休みできるようなデッキもあって気持ちのいい空間です。
気が付くと建物の横をねこがのんびり歩いています。猴硐のねこはねこ同士もとても仲が良いようです。というかお互いのテリトリーがしっかりわかっているようです。
日差しがあるとねこが熱心にグルーミングしています。気持ちよさそうなねこを見るとこちらもしあわせな気持ちになってきます。
どっちを向いてもねこがいます。ねこ好きには本当に天国のような場所です。
お土産屋さんの売り場の真ん中にもねこが座っています。ねこも慣れた様子ですし、観光客もみんな笑って見ています。
線路の向かいには昔の炭鉱の建物が残っています。これは廃墟としても有名らしく訪れる観光客も多いそうです。
ねこが凛々しくこちらを見ています。斜面の道に沿って手摺となる低い塀があるのですが、この塀の上がねこたちの歩く道や寛ぐ場所になっています。人間とも距離が近くなるのでお互いによく観察できます。
おみやげ屋さんのショーケースの中に本物のねこも混ざって寝ています。こういう風景は時々ありますがいつ見ても微笑ましいです。
頭を撫でると必ず横に耳を折って撫でられてくれます。やさしいねこが多いのでしょう。
記念のスタンプを押すシートの上もねこに占領されています。でも誰もおこりません。
台北に戻る電車が来るまで30分位あるので陸橋の出口のところで休憩してたら一匹のねこがやって来ました。じっと観察しているとなっと自分からぽんっとかばんの上に載ってきました。何も誘っていないのにびっくりです。人が好きで、人からいじめられたことがないんですね。じっとしているとねこのぬくもりが伝わってきました。このままいつまでも居たかったです。
帰りは南港まで行ってそこからMRTで帰りました。たくさん歩いてたくさんのねこに会った一日でした。猴硐のねこたちはいつまでもいじめられずにしあわせに暮らして欲しいです。
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