2016年3月16日水曜日

南橫超級馬拉松旅遊 Part6 "THIS IS IT ! part2"

大会名:2016南橫超級馬拉松
種別:ウルトラマラソン 60km
記録:6時間55分32秒(大会公式記録)
順位:総合74位(男女総合520名中)、部門別64位(男子427名中)

レースはいよいよ山間部のコースに入っていきます。この南橫超級馬拉松は基本的に一本道の往復コースですが、途中約5kmほどこの一本道から別れて折り返してくる部分があります。南橫超級馬拉松は途中から急激に高低差が大きくなり、最長の120kmでは折り返し地点の標高は2,330m、スタート地点が標高227mですので実に2,000m以上の高低差です。45kmでウルトラマラソン初挑戦のランナーの為に急な上り坂を出来るだけ減らすための調整区間のようです。


初來を過ぎてしばらく行くと右に曲がります。調整区間に入ります。


広い卑南渓を横断する初來橋です。河川敷の広さ、周囲の山々の広大さ、そのスケールに圧倒されます。


麗山のみなさんも続々とやってきました。まだまだ元気いっぱいです。


みなさん圧倒的なスケールの景観に大興奮、ヨガを習っているElsaはビシっと決めのポーズ!周りの人がびっくりしてみんな集まってきました。同じポーズは絶対無理ですがせめて似た雰囲気ということで記念写真です。



続いて吳さんもやって来ました。戦車がやってくるような迫力があります。


初來橋の両側にはボランティアの応援団がいて大声援を送ってくれます。自分が有名なランナーになったような気分です。


初來橋を渡ってしばらくは殆ど平坦なコースが続きます。普段のマラソンコースと殆ど同じなので自然とスピードが出てしまいます。張会長とTanさんとしばらく一緒に走っていたのですが、自然とペースが上がってきたのでその前を走る麗山のメンバー2人を追いかけることにしました。


調整区間の折り返し地点です。スタートから15kmです。ゆるゆる登ってきたので戻りは更に楽に走っていけそうです。


折り返してすぐに張会長とTanさんとすれ違いました。みなさん気持ちよさそうに走っています。


Elsaと林さんもやって来ました。快調です。加油!


Nancyさんと麗山のメンバーがまとまってやって来ました。Nancyさんは恐るべきスタミナですのでこの位置にいても余裕十分です。


初來橋の手前でNancyさんのご主人のFrankに追いついて一緒に走ることにしました。Farnkは超いい人で私が立ち止まって写真を撮っているとすぐに止まって君も撮ってあげるよと声を掛けてくれます。本当にありがたいです。


ご好意に甘えてたくさん写真を撮っていただきました。ありがとうございます。謝謝你的幫助。


初來橋を再び渡って右に曲がり元のコースに戻りました。しばらく行くと今までとは別の身体にじわじわダメージが来る上り坂が続くようになります。ここからが本番です。


今日はお気楽ランナーなので、景色のいいところではすぐに立ち止まって記念撮影です。


左側が崖、右側が河川敷のコースが続きますが左側の崖がどんどんせり出してきて所々にトンネルが出てくるようになりました。箱根駅伝の5区みたいです。


前回の櫻花馬拉松もそうでしたが、ナンバーカードに名前が書いてあります。今回はさらに国旗まで表示してあって一目で日本人とわかります。みなさん「がんばって!」と声をかけてくれます。一緒に写真を撮ろうと言ってくれるランナーの方もいます。


次々現れるトンネルもだんだんダイナミックになってきました。


このトンネルはなんとコンクリートで固めておらずそのまま岩盤を削りだしているだけです。よほど硬い岩盤のようです。そんなことを考えていないでさっさと走らねば。


20km過ぎの給水所ではなんとラーメンが提供されています。補給所ではバナナや果物などできるだけ摂るようにしてきましたが、それでも少し前からお腹が空いてきたのでもうこれは渡りに船、しっかりお替わりしてしまいました。インスタントラーメンがこんなに美味しく感じたのは初めてかも。


45kmを折り返して麗山の施さんが戻ってきました。素晴らしいスピードです。元々ウルトラマラソンが得意で余裕綽々の表情です。


しばらく行くと45kmの折り返し地点です。Farnkはここで折り返し、ここからは一人で走ります。


気が付くとさっきまで横を流れていた卑南渓は遥か下になっています。かなり登ってきました。


この辺りになると走っているランナーはずっと同じ顔ぶれになってきます。登りで歩きに切り替わるのも大体同じです。自然と身近になってきて一緒に記念撮影です。台湾の人はみんなとってもフレンドリーです。


厚く落ち葉が溜まっています。台湾の常緑樹の厚い葉ではなく、落葉樹の薄い葉です。日本の高原やニューイングランドのような雰囲気です。


樹木の看板があって「楓」とあります。いいですね。薄い葉を通して空の明るさが透けて見えます。昨日の玉山國家公園のように台湾にもこういう樹々や樹々が生えている場所があるんですね。


標高679mの”下馬”にやって来ました。ここは世田谷区?などとつまらない冗談に独り言を言いながらなんとか登っていきます。標高740mあたりが折り返し地点なのでもうじき(のはず)です。


ついに折り返し地点に到達です。途中の調整区間があるので既に35km走ってきました。後は25km殆ど下りです。箱根駅伝ならここから6区です。


ストライドを大きく取って膝を柔軟にして気持よく駆け下りていきます。登りの歩いた分を帳消しにするつもりで飛ばしていきます。45kmの折り返し地点も過ぎて先ほどのラーメン給水所です。


標高410mの”新武”です。随分降りてきました。このあたりになると100km、120kmのランナー(相当早いです)、45kmの最後尾のランナーが一緒になってきます。


調整区間の初來橋まで戻ってきました。ゴールまであと10km、既に50kmも走ってきたという実感はあまりありません。


関山まであと5km、未だ標高は400m近くありますので楽な下りです。どんどん行きましょう。


ようやくゴールしました。今回は途中で何度も止まって休んだのでもう走らなくていいんだという解放感はあまりありません。何よりもそんなに疲れていない感じです。但し右足の親指がかなり痛いです。下りで負担がかかったようでない出血していそうです。ゴールで劉さんが待っていて写真を撮ってくれました。


劉さんは5時間38分で総合5位!素晴らしいです。恐るべきスタミナです。


本当はゴールの余韻に浸って張会長やTanさん、Nancyさんのゴールを待ちたかったのですが、劉さんから啤酒、啤酒ということですぐに会場を後にして近くの屋台でビールで小宴会となりました。みなさん本当にお疲れ様でした。謝謝大家、真的辛苦了。

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