種別:ウルトラマラソン 60km
記録:6時間55分32秒(大会公式記録)
順位:総合74位(男女総合520名中)、部門別64位(男子427名中)
いよいよレース当日です。レースの朝は眠い、準備で忙しい、トイレはどうしようなどと色々慌ただしいのですが、今回の南横ウルトラマラソンは比較的のんびりしています。というのはメインイベントの100km、120kmの選手のみなさんは午前4時のスタートですが、45km、60kmは午前9時のスタートです。ほぼ同じ時間帯にゴールできるように調整しているようです。
今回のツアーでは宿泊する場所が幾つかに分かれています。今回泊まったのは関山から少し離れた鹿野にあるリゾートホテルです。朝起きてみると肌寒くて小雨です。
コテージを出て食堂で朝ごはんです。とにかく炭水化物を目一杯補給しておく必要がありますので朝から魯肉飯をお替りです。
山肌に漂う雲というか霧が幻想的です。この後天候がどうなるのか少し心配です。
ホテルのマイクロバスで鹿野の駅まで送ってもらいました。駅についたら雨は全然降っていません。どうやらリゾートホテルが山間の場所で雨雲が留まっているような場所だったようです。鹿野は台湾でも熱気球で有名な場所らしくてかわいい飾りがいっぱいです。一瞬ランタンかと思いましたが熱気球だそうです。
ここから各駅停車のローカル線で関山に向かいます。日本の地方の風情のある駅によく似ています。今の日本はこういう駅がもう少ないですね。
列車の中は独特な雰囲気です。日本ならローカル列車はたいていボックス型のシートですが、この列車は対座式です。窓の形もかわいいです。
関山駅に到着しました。こちらは現代的な建築です。モダンなデザインですが好みが別れますね。
しばらくすると関山の民宿に泊まっているみなさんがやってきました。なんとトラックの荷台に乗ってきたようでぞろぞろと降りてきます。
みんなで会場の関山國民小学校に向かいます。周りにもレース会場に向かう人達がたくさんいます。いつものレースの雰囲気になってきました。
テントがあってランナーのみなさんがウォームアップしています。台湾も日本も同じです。
ウェアは色々迷いましたが結局長袖にしました。60kmなので100kmのような装備はいらないのですが突然の降雨や気温の低下があるかもしれないのでウィンドブレーカーと雨合羽は持って行くことにしました。
ウルトラマラソンなので参加者は市街地の大型レースとは違ってこじんまりしています。ゲートも小さくてスタートのタイムロスもほとんど無さそうです。
殆どのみなさんは45kmを走りますが、右端のNancyさんは60km!一緒に頑張って走りましょう。
先週、櫻花馬拉松で一緒に走った劉さんも60kmです。今日も本気モード十分です。私は来週の台北國道馬拉松があるので超長距離の練習と思って走ります。何よりも台東の雄大な景色を満喫するつもりです。
スタート1分前になりました。さて、何時間で帰ってくることができるでしょうか?
スタートしました!最初は関山の市街地ですので平坦な普通の道路です。雨はすっかり止んで道路はもう乾いています。風もなく暑くありません。最高のレースコンディションです。
麗山長跑倶楽部のみなさんと一緒に走ります。キロ7分位ですが、きょうはファンランで楽しむつもりです。
仮装のランナーの人もいます。前のピンクの豚さんは女子60km!すごいです。加油!一起跑歩!
市街地を抜けて周囲には広大な山々が見えてきました。険しいというよりは巨大な広がりを感じます。道路脇の樹木の樹形もいい感じ。楽しいランになりそうです。
気が付くと緩やかなアップダウンが始まり、全体的には登り基調になってきました。それでもこのくらいスピードなので気持ちいです。
最初の給水所です。今回のウルトラマラソンでとても関心したのが給水です。スタートで樹脂製のフタ付カップが配られます。レース中はこのコップは常に自分で持ち、給水所ではそこに水やスポーツドリンクなどを入れてもらいます。紙コップはありません。環境に対する配慮です。最近では台湾のマラソンでは市街地のレースでも自分のカップを持っているランナーがたくさんいます。日本もこういうスタイルになって欲しいですね。日本に帰ったらマイカップを持って走ろうと思います。
かなり凝った仮装のランナーも走っています。今日はそれほど暑くないのでよかったですね。
未だ本格的な山間地には入っていませんが連続した上りや下りが続きます。少しづつ勾配も大きくなってきました。
海端の街に入ります。この大きな樹木は海端では有名な大木なのだそうです。こういう枝が大きく横に広がった樹木は台南の成功大学でもたくさん見ましたし、ハワイでもたくさん見ました。南国独特の樹形ですね。
台湾鉄道海端駅の前でみんなで記念撮影です。スタートして5kmくらいだと思います。ちなみに関山、海端と路線が続き、海端の次が米の産地で有名な池上です。池上米は毎日食べてます。
ここから卑南渓という大きな河に沿って走ります。周囲が開けていて気持ちいです。麗山の張会長、Elsa、林さんがやって来ました。みなさんまだまだ元気いっぱいです。
Elsaのお友達の黃さんもやって来ました。みんなウルトラマラソン初挑戦です。
一緒に60kmを走るTanさんもやって来ました。マイペースでしっかり走っています。最後まで一緒にがんばりましょう。
河の向こうには雄大な山々が広がっています。こんな素晴らしい景色を見ながら走れるなんて最高です。他のランナーのみなさんも思わず山を眺めながら走っています。
どこで立ち止まっても記念撮影には最高の場所ばかりです。特に山にかかった雲が本当に美しいです。
”初來”にやって来ました。標高は400m、スタート地点が大体200mだったので約200m登ってきました。スタートから10kmくらいですので坂を登ってきたという感じはそれほどありません。
麗山長跑倶楽部のメンバーもだいぶかたまって走っているのでみんなで記念撮影です。左端は倶楽部の長老の吳さんです。台北の風櫃嘴を走った時も何度かご一緒させていただきました。吳さんは走っているときはいつも上半身は何も着ていません。かなりのご年配ですががっしりした素晴らしい身体です。
いよいよレースは山間の難所にさしかかります。THIS IS IT ! part2に続きます。
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