2016年3月15日火曜日

南橫超級馬拉松旅遊 Part3 我們探索了玉山國家公園。

玉里で玉里麺のお昼ごはんを食べた後は、みんなで玉山國家公園にハイキングに行きました。みなさん健脚揃いですので食後の運動ですね。玉山國家公園は台湾に7ヶ所ある国立公園の一つだそうで、台湾の最高峰である玉山(標高3,952m!富士山よりも高いです)を擁する広大な山岳地帯です。

ホームページによると台湾の国立公園はアメリカの国立公園を範として国際自然資源連盟(IUCN)が定めた公園の基準に従って制定・管理されているそうです。アメリカの国立公園はヨセミテ国立公園やグランドキャニオン国立公園など何度も行ってその制度や運営の素晴らしさは素晴らしいと思っていましたので、その考え方が生かされているのかと思うとなんだか嬉しくなります。


玉里の街を出て国道30号線で玉山國家公園の入口に向かいます。どんどん山を登っていきます。


自動車道の終点でバスを止めてここからはみんなで歩いて雄大な自然を楽しみます。


歩道の入口にはトレイルのマップがあります。目標は13.6km先の瓦拉米(ワラミ)です。往復すると27kmです。あくまでも目標ということで時間を見て各自引き返します。


雨は降っていないのですが、山の中をガスが流れているようで時々霧雨のような感じになります。風もほとんど無いのですが、時折の風で枝が揺れて水滴が雨のように落ちてきます。


見るからに降水量の多そうな地域なので樹々や植物がどれも巨大です。思わず息を呑むほど巨大なシダです。恐竜が生きていた時代のような雰囲気です。


しばらく歩くと「山風」という地点にやって来ました。標高600mだそうです。そのまま日本にあってもおかしくない地名です。


更にしばらく行くと巨大な吊橋が見えてきました。山風一號吊橋です。


吊橋の優美なカーブが素敵ですが、それよりも圧倒されるのが吊橋の下に見える巨大な岩肌です。巨大な一つの岩塊がそのまま剥き出しになっています。


みんなで吊橋の前で記念撮影です。写真に写っているだけで20人はいます。なぜ人数が気になるのか?その答えは後ほど。


みんな大喜びで橋を渡っていきます。歩いてゆくとかなり揺れます。かなりの高さです。


歩いてゆくと左側は切り立った崖が聳え、右側は深い谷です。崖の岩肌には美しい苔がたくさん生えています。水々しいです。


さらに行くと先ほどの山風一號吊橋より一回り小さな吊橋がありました。山風吊橋です。吊橋の脇には小ぶりですが水量豊かな滝があります。


記念写真を撮ってもらいました。周囲はマイナスイオンが漂っているようで歩いているだけで健康になりそうです。


所々樹々の切れ間から眼下の景色が見渡せます。全体的に非常にスケールが大きいです。


所々に樹木の表示があります。これはなんと「櫟(クヌギ)」です。ブナやコナラの仲間の典型的な落葉高木です。関東地方の雑木です。こんなところでクヌギに出会えるなんて感動してしまいました。この辺りはすでに標高600m以上です。歩いていると台北にあるような常緑の照葉樹とは随分感じが違います。


落葉樹特有の薄い葉から空の明るさが透けて見えます。日本の山を歩いる感じがしたのはそのせいですね。


樹々の幹の苔が付いている様子もブナの林になんとなく似ています。幻想的ですね。歩いていても本当に気持ちがいいです。


所々に崖がオーバーハングしていてその下を歩いていきます。垂れ下がった大量の気根を見るとここが南の国であることを思い出させてくれます。


樹木の看板を見るとケヤキやカエデもあるようです。見上げるとカエデが季節外れですが少し紅葉しています。秋はさぞかし美しいでしょうね。


程よいところで折り返して山風一號吊橋に戻ってきました。晨運社の林さんと記念撮影です。


山風一號吊橋の仕様が表示されています。何気なく読んでいてびっくり!一度に吊橋を渡れるのは10人までです。先ほど渡った時は20人はいたはずです。安全率が大きくて助かりました。


全員が戻ってからバスで近くの國家公園のビジターセンターに行って休憩です。


みんなでもう一度記念撮影です。この後はレース会場で宿泊する民宿ある台東に向かいます。その前にお約束のレース前の大パーティーです。

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