台湾では学校の創立記念日は学校挙げてのイベントになるそうです。来賓の挨拶などもあるのですが生徒の活動の発表の場でもあり、日本の学園祭と似た雰囲気です。届いた招待状も学生のイラストで、日本の自宅に近所の高校から届く案内とそっくりです。
いかにも今どきのイラストという感じです。公式な行事は8時半に始まり10時過ぎに終了します。その後はいわば学園祭ですね。月曜日は学校は振替で休みになりので生徒も大喜びです。
晨運社の正式なユニフォームの黄色のポロシャツを着用します。前回、晨運社が育成高中に遠征した時のように、幾つかのグループに分かれて南港に向かいます。今回はランニングのグループはありません。私はMRT組でみんなで中山國中に集合です。
南港軟體園區站で降りて育成高中に向かいます。ハイテク企業のオフィスがたくさんあるので何となく街も未来的な雰囲気です。
10分弱歩いて育成高中に到着です。記念行事があるので派手な飾り付けです。塔の先の形状がなんとなくイスラム建築のモスク風です。
自転車組も到着です。土曜日の朝ということで汐留まで約30kmのサイクリングをした後に育成高校にやって来ました。小雨ですがスリップ事故などもなくてよかったです。
せっかくなので学校正面入口前で記念撮影です。前回の遠征の際は早めに帰らなければいけなかったので、今日はみなさんと一緒に写真に撮ってもらえました。
3階の校長室の外のバルコニーが臨時のカフェに早変わりです。朝が早いのでケーキやコーヒーが振る舞われます。今日は肌寒いくらいなので熱いコーヒーがありがたいです。
カフェでもみんなで記念写真です。総勢で40人近くのメンバーが参加しています。
ケーキやティラミス、10月末から出始めたみかんもいただきました。皮は未だ緑色ですがかなり甘いです。日本のみかんというよりはオレンジに近かったです。
記念式典の会場である6階の体育館にやって来ました。椅子席には来賓ということで、生徒の親御さんの組織である家長会、地元の町内会、そして晨運社の席が用意されています。
椅子席の後ろには生徒さんが座っています。巨大な体育館です。
司会の方(おそらく先生でしょう)の挨拶で記念式典が始まりました。
式典の最初にある退屈な来賓の挨拶は一切無し、張校長の挨拶だけですぐに演目が始まります。最初は吹奏楽部の発表です。
続いて民族舞踊の発表です。中央にいるのは指導している先生でしょう。踊りと行っても動きがシャープで空手や合気道の型を見ているようです。
椅子席の後ろ、生徒さんたちの前でも舞踏が行われています。息遣いが聞こえてきます。
続いてボクシング部!テレビでしか観たことがなかったのですが実際の選手の動きが速くてびっくりです。ミット打ちってこんなに迫力あったんですね。
続いて女子部員も登場です。生徒さんからは大歓声です。シャープな動きがすばらしいです。
続いてはテコンドー部!活動の幅広さには驚くばかりです。女子から演技が始まります。
テコンドーはキックがメインですが、自分の頭上遥か高くまで足が真っすぐ伸びます。格闘技を見ていながらモダンダンスのような美しさを感じます。中央の小柄な女子生徒さんが一番きれいに足が伸びています。さすがセンター。
男子の演技はさすがにすごい迫力です。女子生徒の掲げた標的に男子のサポートでジャンプして見事正確に蹴りを入れます。会場は割れんばかりの大拍手です。
続いて銃を使った軍事訓練の披露です。張校長も規律して閲兵を受けます。台湾の公立高校は授業の一環として1周間の兵役訓練があるそうです。日本では考えられませんが、軍事訓練はネガティブなイメージはなく国を護る責任ある仕事として見られています。最後の敬礼に対する張校長の答礼が印象的でした。
ここからは各種の挨拶や表証が始まります。最初に勤続年数が長い教員の方々の表彰です。全員女性というのが象徴的ですね。
続いて家長会の方々への感謝状です。中山國中もそうですが家長会は学校を支える非常に重要な組織と位置づけられています。
晨運社の王会長も来賓として挨拶を行いました。
中山國中の周校長もご挨拶です。みなさん慣れていることもありスピーチがとても上手です。笑いあり拍手ありで聴衆を飽きさせません。
ここからは先生方による寸劇です。普段とは全然違う先生方の演技に生徒さんは爆笑です。
色々な先生が思いもよらない格好で登場するたびに会場は大喜びです。どの先生方もサービス精神満点です。台湾の方はみなさん真面目ですが、どこかこういう大人の笑いを愛するところがあってそこがまた魅力的です。
張校長も演技をしている先生からリクエストされて(筋書き通りということで)舞台で熱唱です。
最後は合唱部によるパフォーマンスです。女性の合唱隊に両脇に男性のキーボードとパーカッションです。指揮する先生も誇らしそうです。
最初は女子らしく静かに厳かな歌が流れます。育成高中の校歌のようです。
これはこれでいいのですがややおとなしいなと思っていたら、突然アップテンポになってみんなリズムを取り始めました。「Sister Act(天使にラブソングを)」ばりです。なんと本当に「I Will Follow Him.」をみんなで熱唱です。大好きな映画なので感動してしまいました。
最後に客席に向かってクラッカーが炸裂しました。ステージも客席も大盛り上がりです。指揮している先生がウーピー・ゴールドバーグみたいでした。
みなさんの大熱演で記念式典は30分近く伸びましたが無事に終了です。最後に学校が14歳になったということで巨大なバースデーケーキをみんなでカットしました。これで式典は終了です。
みなさん感動が冷めやらぬ中、退席していきます。生徒さんもこの日のためにずっと準備してきたんでしょうね。素晴らしかったです。おつかれさまでした。
学校の正面では既に学生のバンドによる演奏が始まっていました。ここからは学園祭ですね。もう40年近く前になりますが高校の学園祭を思い出しました。今日はたくさん遊んでいい思い出をたくさん作ってください。
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