自宅の前から続く白鍬通りを国道17号バイパスを渡って暫く行くと荒川の広大な河畔に行き当たります。広大な田園地帯の中に湧き上がったような鎮守の杜が見えます。そこが島根氷川神社です。
正面の道は車で行けないので、近くに車を停めて神社まで歩いていきます。大きな幟は初詣のために据えられています。この幟を見るともうお正月だという感じです。
幟はその柱が鳥居の外側にある石の基部にしっかり固定されています。
正面から見るとこのような雰囲気です。幟の高さがよくわかります。
このダイナミックな書体も雰囲気があります。真っ青な空に幟の生成りの生地が映えます。空の青さは台北と比べるとやはり違います。より深い青です。
幟の柱の固定部分には見事な木鼻が使われています。この日のために出してきた部材ですね。
今年は石の鳥居に榊が生けてありました。年々少しづつ装飾が加わっているようです。
それでは鳥居をくぐって境内に入ってみることにします。本当にお参りするのは今日の深夜か明日の朝です。
鳥居の注連縄も新調されて清々しく掲げられています。素材の色が気持ちよく緑に映えます。
鳥居をくぐるとすぐ左に手水処があります。既にいつ使ってもいいように真っ白な手拭まで用意されています。
手水の作法が示されています。これは那覇マラソンの際に麗山のメンバーと一緒に行いました。懐かしい思い出です。
正面の拝殿は数年前に建て替えられ、当初は部材の新しさが境内の雰囲気と調和せず何となく浮いた感じだったのですが、ようやく馴染んできたようです。
お賽銭箱の奥には拝礼の仕方が示されています。これも那覇マラソンの時にみんなでやりました。
拝殿の奥には本殿がつながっています。周囲が板で囲われていてほとんど見ることができません。この囲いは後世になって取り付けられたようです。
今日は改めて島根彦根神社の歴史について見てみました。境内の石版に刻まれた説明によると島根氷川神社の創立は弘仁二年で西暦811年、何と1200年以上前です。それほど昔に創建されたとは全く知りませんでした。しかも大宮の武蔵一宮の氷川神社の末社ではなく姉社なのだそうです。ということは大宮の氷川神社より古いということになるのでしょうか?
境内には色々な供物や歴史的な文物を収めた祠がいくつもあります。
本殿の後方には墓石がありました。新年を迎えてどれも注連縄が付けられています。
神社の境内につきものの狛犬もこれほど歴史がある神社ということでどこか誇らしげです。
神社の横には立派な門構えの屋敷があります。表札を見てみると神主さんの居宅でした。
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