ホテルの廊下から見た周辺の眺めです。一面の大平原です。手前から延々と続く畑は何とパイナップル畑だそうです。それを知ったのはかなり後のことでした。
今日は妻も私も薄着で過ごすことにしました。屏東は南国、朝からなんとなく蒸し暑いです。
早餐は昨日の宴会があった餐廳です。バルコニーで卵料理を作ってくれます。
台湾菜もありましたが、久しぶりにアメリカンスタイルのブレックファーストです。柳丁が甘くてジューシィで美味しいです。
ホテルの前で記念写真を撮ってもらいました。今日は天気予報では曇り時々雨なのですが朝からいい天気です。
今日は山道を走るので昨日の大型の観光バスではなくマイクロバス2台に分乗します。ガイドさんも台北からではなく屏東の専門の方がやって来ました。
バスはジャングルのような鬱蒼とした森の中を走ってどんどん山の上に登っていきます。
最初にやって来たのは見たこともないような巨大な陸橋です。マイクロバスの大きさと比較して橋の巨大さがわかります。
普通これほど大きく、スパンが長い陸橋であれば鉄骨で設計施工するのではないかと思うのですが明らかに鉄筋コンクリート造です。このスパンの長さを考えると橋桁は現場施工ではなく工場で作られたプレストレス構造なのかなと色々と想像してしまいます。
妻もその巨大さに感心しているのかと思っていたら、地上にあるビジターセンターのねこさんと遊んでいました。
橋の巨大な柱脚をバックに記念撮影です。こんな構造の橋にはきっとこれから出会うことはないと思います。
こんな山間の集落にもキリスト教の教会があります。改めて台湾にやって来た宣教師の旺盛な布教活動に感心してしまいます。
バスは更に山を上へ上へと登っていきます。先程の巨大な橋もはるか眼下です。
岩板巷というところにやってきました。岩板と言うのは板状の石でこの場合はイギリスなどでも多く算出される天然スレートのようです。
この時はまだこの集落にどれだけ天然スレートがあるのか想像もできませんでした。
集落の中心地に向かって歩いていきます。急斜面に張り付くように住宅が建てられています。独特の景観です。あまりのユニークさにしばし見入ってしまいました。
集落の中を歩いていきます。日本ではこういった山間の集落はほとんどが木造の住宅ですが、ここは台湾です、こんな山深い場所でもコンクリート造とレンガ造の建物ばかりです。
建物の装飾が色彩豊かな幾何学模様です。どことなく中央アメリカや南米をイメージしてしまいます。高地ということで文化の共通性があるのでしょうか?
何気なく住宅の屋根を見ると殆ど全てが天然スレートで葺かれています。なるほど確かに岩板巷です。
午餐(昼食)にはまだ早いのですが暑くて喉も乾いてきました。飲み物やプリンが有名なお店がありしばし休憩です。お店のご主人の台湾語の歌が普段の台湾とは違った趣を感じさせます。
さらに歩いていくと色々な土産物店が並んでいます。店頭には大きな猪の頭の剥製が。このあたりの食用の肉はもっぱら豬肉と雞肉だそうです。ここでは豚肉とはイノシシの肉だそうです。
住宅の外装に色々動物の鮮やかなレリーフが飾られています。更に獣を抱えた狩人の像があります。勘のいい妻はすかさず猟師の家だねと反応、果たしてその通り、村一番の狩人の家なのだそうです。
更に別の土産物店では100歳にならんとするおばあちゃんが植物の茎を裂いてかごを編んでいきます。超高齢なのに背筋も伸びて指先も器用です。
お店の中に入ってみました。籠や帽子など植物の茎で編んだ製品が色々並んでいます。籠好きの妻はすっかり気に入ったようです。早速手ごろな籠を買っていました。
更に歩いていくと比較的大きな建物が出てきました。民宿のようです。よく見ると壁にもずっと天然スレートが使われています。手前に建材としてカットされたスレートが何気なく置いてあります。採掘している場所がきっと近くにあるのでしょう。
石の欄干の上で意外なものを発見です。大きなクワガタのオスです。台湾にもいるんですね。初めて見ました。
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