2014年10月8日水曜日

旧安田邸庭園に行きました

今日は午後から日本エクステリア学会歴史委員会の調査で文京区の旧安田邸を訪れました。10月の暑くもなく寒くもなく気持ちのよい陽気でじっくり建物の空間を観察することができました。大正時代の細かく配慮された建築からは当時の技術の高さが伝わってきます。何よりも空間が素晴らしいですね。春にはまた訪れたいです。


1階の座敷、残月の間です。表千家の書院に見られる残月床です。不思議な空間ですが落ち着きがあります。やはり全体の空間とのバランスが大切ですね。


座敷の周囲の縁側です。住人の歩く部分は畳敷、書生や使用人は板の間を歩くのが決まりだったそうです。良くも悪くも階級社会の時代の名残ですね。


2階の客間の床の間。一間半の床です。プロポーションが美しいです。床の間の前の畳も幅が一間半。えっというような特注品ですが、とても自然に出来ています。


2階客間の縁側です。ここも畳と板の間に分かれています。内外部との空間が融合している感じがいいですね。とても日本的な空間です。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


デザイン ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿