2014年10月14日火曜日

大和川酒造店

先々週のサイクリングツアーで喜多方の大和川酒造店に行きました。桧原湖から喜多方に降りてきてラーメンを食べたところで台風の雨が降り出しました。小雨の中で酒造店にやって来ましたが風情があってなかなかいいかんじです。寛政二年(1790年)の創業だそうです。


幾つもの蔵が重なりあって変化のある空間を創り出しています。随所に心地よさそうな空間が生み出されています。作為を感じず自然に出来上がっているところが素晴らしいです。


湧き出る地下水が建物の周りを流れています。豊かな水があるんですね。いい水があって初めていい酒ができる。当たり前のことを感じてしまいます。


建物の中は酒蔵以外に往時の住まいが再現されています。懐かしいです。普段モダンなデザインばっかり設計しているとこういう建物にたまらない魅力を感じます。日本人なら出汁と醤油のようなものです。ここに帰ることが出来る原点のようなものがあるって素晴らしいです。こういう拠り所があるということは民族としてはとても貴重だということを海外で仕事をしていると強く感じます。


巨大ちゃぶ台です。これをひっくり返したらさぞかし大騒ぎだったでしょう。酒蔵の樽の蓋で出来ているのでは?との意見がありましたが真偽の程はわかりませんでした。


湧き出ている水が試飲することが出来ます。美味しい水でした。これで酒を仕込むんですね。


試飲コーナーです。色々ありすぎてわからなくなるまで試飲してしまいました。秋季限定純米辛口冷やおろしを買いました。毎晩寝る前にぐい呑で一杯だけ飲んでます。至福のひと時です。

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