2015年8月8日土曜日

台風の猛威を見せつけられて呆然としています。

台風13号「Soudelor」が台湾を直撃して中国大陸へと向かっています。台湾全土で洪水、土砂崩れ、大雨や強風による建物被害や停電など甚大な被害が発生しているようです。

私は2012年から仕事で台湾に来るようになり、この4月から台北に暮らしていますが、このような大きな被害をもたらした台風を体験したのは初めてです。今の時点で4名の方が亡くなったそうです。ご冥福をお祈りいたします。実際に自分の目で確かめておこうと思い、午後になってからアパートと中山國中の界隈を見て回りました。


最初に道路に出ないでアパートの中庭を見てみました。葉や枝が散乱していますが建物に大きな被害は無いようですが、大きなトタン板が風で煽られるような大きな音が聞こえてきます。


ホールから道路で出てみようとするといきなり通路に巨大な板状のものが。看板や屋根の庇のように見えます。


中山國中の方に行こうとすると壊れた看板が見えました。どうやら入口の通路に落ちていたのはこの看板の一部のようです。


実はとても気になっている住まいがありました。私と同じアパートの隣で1階上のお住いです。バルコニーにびっしり植木鉢が置かれています。この台風でみんな落ちてしまったのではないかとひそかに心配していたのですが、ほとんど被害は無いようです。しっかり固定してあるんでしょうね


猫花公園家族が住んでいる民有2号公園です。何人かの方がもう枝を集めたりして復旧作業を始めていました。


民友1号公園と市民活動中心の界隈です。大きな枝が折れて道路や歩道を塞いでいます。


いつも行くスーパーの松青の前です。左側が中山國中です。大きな枝が折れて道路に散乱しています。


中山國中の東側の歩道です。大きな枝が落ちていて通ることができません。


グラウンドの北側の歩道です。風は北から吹いているのでもっと大きな被害になっていてもおかしくはありません。あるいは折れた大きな枝などはもう撤去したのかもしれません。


いつも走る200mトラックです。ぱっと見ただけでは大きな被害は無さそうです。少し安心しました。


ところが細かく見ていくとあちこちかなり被害があることがわかります。これは最も大きな被害の一つでトイレの出入口上のコンクリート構造の庇が折れて壁にぶつかっています。これは庇と建物を結びつける鉄筋や接合金物がありません。極めて危険な状態です。


晨運社のみなさんが丹精込めて植えた草花も大きく被害を受けています。


トレックにも枝や葉が大量に散乱しています。大きな椰子の葉も落ちています。


グラウンドを出て歩道に戻り学校の東側に出ると目を疑うような光景が。樹木が倒れて道路が通行止めになっています。


脇の歩道は人が通行できるので歩いて行くと倒れた樹木は1本だけではないことがわかります。


太い幹の樹木がそのまま横倒しに倒れています。太い枝が折れずに幹ごと倒れています。


近くで見てみると植え込みの根の部分がそのまま持ち上がって倒れていることがわかります。ここは中山國中と復興北路沿いの高いビルに挟まれた谷間のような場所でとりわけ風が強く吹き込んだのではないかと思われます。


中山國中の正門がある南側に回ると看板が倒れています。大きな被害を受けていることがわかります。


中山國中の正門脇のシンボルだった見事な椰子の木も大きく傾いたり折れたりしています。


被害の大きさを目の当たりにして思わず涙がこみ上げてきそうになりました。被害の悲惨さに涙するのではなく、人間が少しずづ築き上げてきたものを自然が一瞬に破壊してしまう、その不条理さを憎むこと無く黙々と元通りにしていこうとする台湾の人達の力強さと我慢強さを強く感じてしまったからです。


同じアパートの1階の晨運社メンバーの林さんの東洋医醫院兼漢方薬店にお寄りしました。醫院は被害もなくご夫妻と息子さんもいつも通りでした。被害がなくて本当に良かったです。

明日は晨運社のみなさんと朝から後片付けと整備です。既に3班のグループも編成されて私は朝6時から作業を始めます。晨運社大家加油!

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