葛飾北斎の富嶽三十六景、安藤(歌川)広重の東海道五十三次などの広く世に知られた浮世絵は写真や画集では見ていますが実物を見たことがありません。日本でも見る機会はあまりないだろうと思って友人を誘ってじっくり鑑賞することができました。
國立台湾美術館は外からは何度も見ていますが、実際に中に入って見学するのは初めてです。
端午節の祭日なので来場する人も多いようです。日差しは弱いですが台中も暑いです。湿度が高いです。
広大なエントランスは空調が効いていて快適です。奥に浮世絵展の入口が見えますが、かなりの行列になっています。
案の定行列の一番後ろまではものすごい長さです。並んで入るまで1時間近くはかかったと思います。途中で振り返ってびっくり行列が2倍以上になっています。2時間待ち!の感じです。
葛飾北斎の富嶽三十六景の神奈川沖浪裏が今回の展示のメインイメージになっています。凱風快晴と並ぶ北斎の代表作ですね。この構図、何度見てもすごいとしか言えません。
展示場内は写真撮影が禁止でしたのでほぼ2時間、東海道五十三次、富嶽三十六景、役者絵を堪能して出てきました。これは本当に見る価値がありました。
特に私が所属している日本エクステリア学会歴史委員会としても東海道五十三次は資料としての価値の高さを再認識しました。
國立台湾美術館は建築としてもとても興味深かったです。何よりも空間が巨大で現代美術の収蔵空間としては非常に機能的です。日本の美術館がロビーは立派でも展示空間が意外と貧弱なことがありますが、この美術館は空間がとても豊かです。
少し早めでしたが、友人が予約してくれたレストランでディナーです。パエリアとワインで真的好飽了です。普段は走ってばかりのフィジカルな日々ですが、今日は知的な一日でした。
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