九份は色々行き方があるようですが、今回はMRT忠孝復興站から出る1062番バスに乗りました。バスは10~20分間隔で来ます。周りにはタクシーの客引きがたくさんいます。バスで充分です。
約1時間20分位で終点にの金爪石に到着します。九份はもともと金の鉱山があってその採掘場として栄えた街で、採掘労働者や金鉱で財を成した人のための歓楽街もできたそうです。
有名なくねくねうねる道を登ってバス停に到着しました。小雨ですが涼しくて気持ちいいです。
小雨というか霧で山の上のはずですが何も見えません。辺りはまっ白です。
少し歩いて古い市街地にやって来ました。観光客が多いです。日本人もいっぱいです。
アーケードのような細い道に入ります。両側はおみやげ屋さんや食べ物屋さんですがものすごい混み方です。朝の新宿駅みたいです。
色々な不思議なものも売っています。千と千尋の世界ということでしょうか?
あんまり忙しくてねこさんも働いています。頑張ってね。
半分アーケードみたいなところから枝分かれして階段でどんどん降りていきます。
何となく見たことのあるような建物があります。九份の紹介で必ず出てくる建物ですね。阿妹茶楼というそうです。金で財を成した実業家が贅を凝らして建てたそうです。
斜面を生かした建築はサンフランシスコの住宅に似た雰囲気を感じます。窓が全て開放できているのがいいですね。
千と千尋の神隠しの舞台であるとここでははっきり紹介されています。ほんと?
そういったことよりもレンガと木製の建物の雰囲気がとても魅力的です。外壁が下見板張りなので日本瓦が載っていてもどことなくアメリカ風です。カリフォリニアバンガロー的です。
外は小雨で何よりも観光客で大混雑です。阿妹茶楼に入ってゆっくりお茶を飲みながら友人と色々話をしました。ちょっと薄暗くて日本の神保町の喫茶店のような雰囲気です。観光よりもここでのんびりできたことが九份に来て一番良かったことでした。何もしないでのんびり、これが一番ですね。
2時間くらいのんびりしてから阿妹茶楼を出て階段を降りてきました。周囲は同じようなデザインの建物が多いです。
降りてきた階段を見るとびっくりなほどの急な階段です。雨で石の階段が滑りやすくちょっと怖かったです。
階段を降りたところにも別の茶楼がありました。木造なので何と言うか箱根や奥湯河原の温泉街みたいです。
落花生のお菓子を買って帰りました。九份の名物らしいです。香ばしくて食べ始めると止まらないので要注意です。
ぐるっと見て回ってバス停に戻ってきたら霧が流れて山並みとその向こうにの海が見えました。こういう場所だったんですね。雨も降ってきたし少し疲れたので提灯が灯るロマンチックな夕方になる前に台北に戻ることにしました。
帰りのバスも大揺れでしかも崖ギリギリをかなりのスピードで走っていきます。うとうとしてきたのですが怖くて眠れませんでした。
九份は思っていた通りの観光地で日本人も韓国人も中国大陸の人もたくさん観光に来ていました。欧米の人も結構観光しています。歩き廻るのもいいですがのんびりお茶を楽しんで外の景色を眺めているのがいいかもしれません。台北に赴任して1ヶ月が経ち、あっという間でしたが、昨日は九份の茶楼で心身ともにリラックス出来ました。
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