2016年1月10日日曜日

今週の土曜日はいよいよ選挙です

今週の土曜日(1月16日)は立法委員選挙と総統選挙のダブル選挙の投票日です。先週台北に戻ってみるとポストに新聞よりも大きな選挙公報が投函されていました。


前の住人の方に送られてきたようです。日本の投票の案内は本当に案内だけ。台湾ではこのように大きくてわかりやすい資料が付いてきます。


たたまれていますがひっくり返してみると各党の総統候補者(総統候選人)と副総統候補者が顔写真付で掲載されています。実は初めてこの選挙公報で、国民党が中国国民党、民進党が民主進歩党の略称であることがわかりました。国民党は台湾の国民の党ではなく、中国の国民の党だったのですね。


たたんであった資料を広げてみると各候補者の年齢や出身地、住所、学歴、経歴まで記載されています。住所は地名地番まで出ています。とにかく情報が透明です。


今回は総統の選挙と立法委員(国会議員ですね)の選挙が同時に投票されます。立法委員は選挙区選出の他に比例代表と海外華僑、原住民(平地族と山地族、前回の第8回選挙では各3名が選出)の候補からも選出されます。これは原住民のなかでも平地族の候補人です。


これは私の住んでいる松山区の候補人の一覧です。住所はありませんがその他の情報は総統候補と同じです。さらに政見もかなりのスペースを当てて説明しています。とにかくこの選挙公報を見れば一通りのことがわかるようになっています。日本も見習って欲しいですね。

2番目の潘建志さんは無所属ですが事実上の民進党候補です。台北市長の柯文哲(柯P)と同じ医師出身で柯Pの選挙応援団のメンバーでもあります。中山國中にもよく選挙活動でやって来ます。


潘建志さん現在、馬偕紀記念医院の精神科の勤務医だそうです。若く見えますが55年生まれですから今年50歳です。晨運社のみなさんも好意的なようです。


潘建志さんのライバルが国民党の蒋萬安さん、蒋介石の曾孫です。サラブレッドですね。今年42歳とまだ若いです。


比例代表の選挙候補者の紙面には各党の政見が列挙されています。民進党がトップに記載されています。


国民党は9番目に記載されています。政党はここでは18団体が記載されています。こんなにたくさん政党があるとは知りませんでした。


ご存知のように総統候補は民進党の蔡候補が優位な情勢です。一方松山区の立法委員は潘建志さんと蒋萬安さんの大接戦です。選挙公報と一緒に潘建志さんの宣伝チラシも入っていました。柯Pはバックアップし、蔡さんは支持するとはっきり書かれています。トップには台北市で最も重要で鍵となる議席だと手書きで書かれています。蒋介石の曾孫が落選するとなればこれは国民党にとっても大きな痛手です。


潘建志さんも蔡英文さんも選挙公報では共に2番目です。どちらも2番目に投票してください!とわかりやすすぎるアピールです。国会を改革するために票を無駄にしてはいけない!とここも手書きで檄文が書かれています。

潘建志さんと蒋萬安さんは12月の情勢でわずか2.46%で蒋萬安さんがリードしています。第3位の李晏榕さんを支持している有権者の方はみなさん潘建志さんに投票してくださいとこれも露骨過ぎるほどのお願いです。

投票は土曜日の朝8時から午後4時まで。私には選挙権はありませんが結果を見守りたいです。

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