1983年竣工の建築だそうです。私が大学を卒業した年です。たしかに当時はこんな建築が多かったですね。最近の軽くて透け透けの建築とは一線を画する重厚さがあります。
と思っていたら奥の回廊のような部分はやっぱり軽くて透け透け、ここはひょっとすると後から増築されたのかもしれません。
正面のエントランスの回り込みます。今時学生の建築模型でももう少し凝った造形にしるだろう、というくらい単純な形です。
巨大なロビーです。スーツの垂れ幕で何となく一瞬、無印良品を連想してしまいました。天井の格子状の梁はルイス・カーンのイェール大学アートギャラリー(こちらは正三角形)を思わせます。
入場料30NTDを払って展示空間に入ります。常設展は無く、3ヶ月で展示が替わっていくそうです。解説は繁体中国語と英語です。ここは幾つかの住宅の風土との対比を示しているようです。
ここはカンボジアの建築家の作品の展示です。オリンピックスタジアムなど幻の建築も多数あるようです。
広大な展示空間です。モノクロ写真の展示です。改めてみるとモノクロ写真いいですね。ちょっとやってみようかな。
どうやらモンゴルの大草原のようです。色彩が無いとかえって想像力を掻き立てられますね。ある種の抽象画のようです。
今度は一転して色彩あふれる展示です。ポロックがもっとポップになった感じ?
続いて上階の展示へ。上下の移動はエスカレーターがいいですね。広大な空間の中を動いてくのが楽しめます。
それにしても巨大なロビーです。台湾の夏の暑さを考えるとこういった巨大な空調空間はそれだけで貴重ですね。ここまでは入るのは無料です。きっと真夏は涼みに来る人も多いのでしょうね。
抽象絵画の展示です。階高がたっぷり取ってあるので照明のためのふところも充分に確保できています。こういうところはしっかり設計してあります。
美術館はどこもそうですが、空間そのものが巨大な作品になっています。この壁の赤が落ち着いていながら華やかでとても素敵です。
日本製品を集めたコラージュのようです。作品性よりも集めた品物に目が行ってしまいます。
日本の大判コミックです。なんと世界的に有名な大友克洋のアキラの中文版です。思わず手にとって見てしまったら、会場の係員の小姐がすかさずやって来て展示品には触らないで(という意味だと思います。最後の不好意思しかわかりませんでしたが・・・)と言われました。中文版アキラいいですね。もはや売っていないのでしょうか?
中文の解説はよくわかりませんでしたが、英文の解説でかなり面白く見学できました。
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