朝、陳さんと待ち合わせして陳さんの車で平渓へ。途中で自転車のレースに遭遇しました。
平渓老街から少し離れた駐車場に登山クラブのみなさんが集合しています。どなたも本格的な装備です。
登山クラブのリーダーの方が本日の予定を説明してから出発です。
登り始めて早々に鬱蒼とした山の中になりました。登山クラブの引率の方は常に隊列の先頭と最後尾で無線で連絡を取り合いながら落伍者がいないかどうか確認しています。
このくらいの山道はさすがに陽明山で何度も歩いているので問題はありません。
台北市とその郊外は山に入るととにかく巨大な岩が多くあります。こういった岩の脇を抜けていく道が続きます。
だいぶ登ってきました。所々で視界が開けると平渓の山々が臨めます。
ここは十份にも近いので所々に燃え尽きたランタンが引っかかっています。こうなるとただの巨大なゴミです。登山クラブの引率の方が自然保護でいくつか回収していました。
頂上に向かっての稜線に沿って登っていきます。岩もどんどん多くなっていきます。細い岩場を歩きますが、両側はそのまま急な斜面でずっと下まで続いています。急な登りや下りよりもこういう場所が一番怖いです。
最初の峰の一つ、峰頭尖(標高609m)にやって来ました。平渓の山に慣れていないせいか、登りはかなりきつかったです。
私が座っている岩よりもその後ろの槍のような岩が印象的です。峰頭尖をネットで調べるとすぐにこの尖った岩が出てきます。
頂上のアタックが終わってみんな一休みで記念撮影です。一緒に怖い場所を体験すると不思議な一体感が生まれますね。
峰頭尖に登った後は次の峰を目指して山を降りていきます。鬱蒼とした山の中で水の無い沢のような岩場を下っていきます。殆どの岩が苔で覆われていてとても滑りやすくなっています。個人的にはこの下りが一番つらかったです。
だいぶ降りてきたところで午餐です。簡単に済ませる人、バーナーを持ってきて本格的に調理する人など色々です。
陳さんからいただいた八寳粥です。穀類やピーナツが入った甘いお粥で水分とエネルギー補給が同時にできます。
一休みして出発です。ビールをいただきすぎてちょっとふらふらしています。
一旦平地まで降りてきました。普通の舗装道路を歩くと本当に楽です。これから正面の山に登ります。絵に描いたような山です。
山自体はなだらかですが、登山道はその山をそのまままっすぐ登って行きます。所々にロープがあって伝って登っていきます。
薯榔尖(標高622m)頂上にやって来ました。絶景です。360度広がるパノラマです。遠くに台北市街がみえます、台北101もはっきりわかります。
この日一番の眺望だったかもしれません。頂上も比較的広く気持ちいいです。
台北市街とは反対の方向には平渓の山々が広がります。頂上から降りる階段があります。今度はあの大変な下りをしなくて良さそうです。
前方の山の中央に岩肌がずっと続いている峡谷のような場所が見えます。実際に言ってみるとさぞかしすごい眺めなのでしょうね。
階段の途中で眺めの休憩です。またみなさんからお菓子や果物をいただいてしまいました。
さすがにみなさん疲れてきたようで所々の場所で横になっています。私もちょっと一休み。一瞬ですが眠りに落ちてしまいました。
二つ目の山も降りてきて、この日最後の3つの目の石筍尖に挑戦です。
すでに午後3時過ぎ、太陽の光が斜めからになって雰囲気も変わってきました。
最後の山もほぼ真っすぐに登っていきます。岩場の登りも多いです。
所々に見える平渓の風景もおなじみになってきました。この日は本当に天気が良かったです。
無事に石筍尖(標高520m)の頂上にたどり着きました。風が強く轟々と音を立てています。頂上はとにかく狭いのですぐに降りました。
山の下りは岩場でしたが、いつも風が強いせいか湿った苔むした岩場が少なく気持よく降りてゆくことができました。
登山道が終わって車道に出てきました。後は歩いて出発地点に戻るだけです。
道路の横を台湾鉄道の平渓線が走っています。ほどなくすると列車がやって来ました。
お気楽に手を降っています。車内の乗客の人達も手を降ってくれます。
十份が近いので気がつくと空にはいくつもランタンが浮かんでいます。
平渓老街になってきました。登山はここで終了。みなさんにご挨拶して解散です。
陳さんは行きつけのかき氷屋さんがあるようでみんなでやってきました。
冷たくてさっぱりしていて很好吃でした。氷はお替わりもできます。
登攀の記録です。事前に陳さんからもらった資料によれば、最初の石筍尖が502m、2番目の薯榔尖が622m、最後の峰頭尖が609mだそうです。と思っていたのですが、実際は峰頭尖→薯榔尖→石筍尖の順で登ったようです。
Garminでは高度補正とか設定していないのでかなりの誤差があるようです。いずれにしろグラフの勾配の傾きは前回の陽明山よりもかなりきついです。ハードなだけはありました。
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