臺中車站の周辺はかつては台中で最も賑やかな場所だったそうです。現在は国立美術館やオペラハウスの地域に中心街が移りつつあるそうです。昔ながらの街並です。
見学に行ったのは彰化商業銀行本店です。台湾の大手都市銀行の中では唯一本店が台北以外にある銀行だそうです。この銀行のトレードマークのCHBは台北の市内でもよく見るのですがてっきり彰化縣の銀行だと思っていました。
彰化商業銀行は旧日本時代の1905年に株式会社彰化銀行として設立され、台湾の三大商業銀行として業績を伸ばしたそうです。
この本店は1913年の竣工だそうで、新古典様式の巨大なエンタブラチュアが特徴です。特に巨大なフリースが重厚な印象です。日本でいえば丸の内の明治生命館に似た印象です。美しいプロポーションの建築です。
新古典様式ですがここの装飾要素はギリシャ・ローマ建築とは異なり独創性にあふれています。日本の様式建築がディティールまで西欧に忠実であるのとは対照的に自由な創造意欲を感じます。おそらく日本人建築家も関与していると思われますが、国内の教条主義的な風潮に対する反抗かもしれません。
台中といえば太陽餅が有名ですが、なんと太陽餅の博物館がありました。台中の人の太陽餅に対する愛着と誇りを感じますね。
お昼はその太陽餅博物館からほど近い餐廳です。沁園春は台中では昔ながらの雰囲気のレストランとして有名なお店です。
お店のインテリアも昔のモダンな感じです。こういう雰囲気はとても好みです。友人が探しておいてくれました。感謝感謝です。
小籠包が有名だそうです。そう言えば今回の台湾滞在で初めて食べました。
火腿(ハム)の炒飯でお店の人のおすすめでした。枝豆も入っていてこれは眞的好吃でした。またこれだけでも食べに来たいです。
キャベツの炒め物も好吃でした。日本のキャベツよりも肉厚でしかも甘みが少なく自分好みの味付けでした。
案内してくれた蔡さんは台湾に出張で通っていた時からの朋友です。今度新たに自分で会社を起こして今ではそこの社長さんです。今日も臺中車站やいろいろな建築を案内してくれて本当にありがとうございました。謝謝蔡小姐、非常感謝!
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