2017年7月16日日曜日

参観了新的臺中國鐵站、但是還没完成了

台湾滞在3日目は台中の友人に会いに行きました。もう一つの目的は台湾鉄道(在来線)の臺中站(台中駅)が大改修工事を行っていて運用を開始したというニュースを聞いたので新しい施設を見学することです。


好久没來臺北車站、台北駅も久しぶりです。この巨大なアトリウムも台北の都市空間の一つの特徴です。屋外がとにかく暑いので空調された巨大な内部空間は台湾には必須です。冷気は重いのでこういう巨大な空間の空調には有利ですね。


土曜日の午前中ということでやはり指定席はずっと遅い時間になってしまうので自由席を買ってホームに向かいます。始発が台北ではなく全て南港になってしまって気分的には少し残念です。


首尾よく自由席で座ることができました。台湾の新幹線(高鐵)は日本の700系のぞみ車両がベースなので車内はほとんど日本と同じです。


1時間ほどで台中高鐵站に到着です。台中も暑いですが湿度は台北よりも低くてやや過ごしやすい感じです。


高鐵台中站で國鐵新烏日站に乗り換えます。駅がつながっているのでそのまま歩いて國鐵の改札に行きます。


自動販売機もありますが硬貨しか使えません。國鐵臺中站まで15元なのですが窓口で買わないといけません。


昔ながらの硬い切符なのですが、それでも自動改札を通れるところが台湾らしいです。南行き、北行きでホームが別ですが、どっちに乗っていいかわかりません。字を読んでいってようやくわかりました。台中ではなく臺中を探さないといけません。


新烏日としっかり駅名が出ています。カラーリングがなんとなく日本のJRみたいです。膜の屋根で明るくてしかも陽射しの熱は通しません。日傘みたいです。


15分ほど待つと列車がやってきました。いかにも在来線というかんじですが先頭だけ流線型の車体です。


臺中國鐵車站に到着です。鉄骨の巨大な屋根で高鐵のプラットホームのような雰囲気です。


なんとなくニュースで見た感じと建物が違います。ホームから外を見てびっくり、まだメインの建物は工事中でした。建物は完成していないけどとりあえず運行が始まったということでした。台湾では日常茶飯事だそうです。(ちなみに友人の話では臺中歌劇場(オペラハウス)はオープンの式典が5回あったそうです。)


同じく外の左側には日本時代に建設された美しい駅舎が見えます。この駅舎は修復されて記念建築物で残るそうです。


完成したイメージはこんな感じです。日本時代の駅舎の左側に大きな階段で登る新しい駅舎ができるようです。早く完成することを期待しましょう。


新しいホームの改札はきれいにできていますが、あまり個性がありません。もしかすると仮設的なものかもしれません。


地上に降りて反対口に向かうには以前のホームと線路を横切っていきます。使われなくなったホームや線路は寂しさを感じさせます。


旧駅舎も以前見学に来た時と同じ佇まいですがなんとなく活気が失われています。早く新しい施設としてリニューアルしてもらいたいです。それでも駅舎の独特な雰囲気はもう戻ってこないかもしれません。


臺中國鉄車站の駅舎の外観です。レンガと石材、東京駅の辰野金吾の世界が台中でも再現されています。初めて見た時の感動が蘇りました。駅にはそこから始まる旅というイベントの出発点として独特な役割があると思います。臺中車站にはその役割を受け止めるだけの佇まいと気品があるとおもいます。ツルツルピカピカだけじゃ寂しいですよね。


駅舎中央の妻壁とその奥の時計台の意匠は見事だと思います。こういった密度がそれを見た人々の記憶に残るのだと思います。


駅舎の向こうに鉄骨の大架構が見えます。この新旧の建築物の対比も素敵ですね。再び台中を訪れるのが楽しみになりました。


この優美で歴史的な旧駅舎がリノベーションされて生まれ変わるのも楽しみです。その日が来るのを楽しみに待ちましょう。

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