2015年1月4日日曜日

箱根駅伝 往路と復路

昨日の箱根駅伝復路は全国のランナー、駅伝ファンのみなさんは楽しみにご覧になったと思います。たま(同居人)も走らないのに駅伝、特に箱根駅伝の大ファンです。

結果は青山学院大学の事実上に大会新記録で圧勝の総合優勝で幕を閉じました。青学大は復路でも7,8,9区が区間賞、6区と10区も2位と独走のマイペースで走れる好条件もあったかもしれませんがこれだけの走りをされたら、駒沢大も明治大も東洋大も歯が立たなかったという感じです。


なぜここまで青学大が強かったのか、あるいは4強の残りがなぜ負けたのかといった論評や意見が新聞やネットを賑わしています。また今年も結局は5区で勝負がついたので山登りの区間の是非についての批判的な意見も出ています(これは毎年必ずありますね)。

箱根駅伝と他の駅伝の違いを見てみましょう。伊勢神宮まで行く全日本大学駅伝は最終の8区(19.7km)を除くと平均の距離が12.4km、出雲駅伝は6区間の平均距離はわずか7.5kmです。これに対して箱根駅伝は平均距離が21.5kmです。全日本大学駅伝の最長の8区ですら箱根駅伝でいえば最短区間と似たようなものです。箱根駅伝が別格の長距離駅伝であることがわかります。

しかも全日本駅伝は8区、出雲駅伝は6区に対して箱根駅伝は10区、タフなランナーを多数揃えたチームが勝つのが明らかです。青山学院大学が他の大学よりも厚い選手層だったとは思えませんが、結果はそうであったことを物語っています。箱根駅伝のタフなランナーとはどういうランナーでしょうか?答えは簡単で体調万全で故障がなく、自己ベストに近い記録が出せるランナーです。つまりコンディションがベストな状態のランナーが青山学院大に最も揃っていたということでしょう。

他校を見ると持ちタイムや他の駅伝の実績では青学を上回る戦力があったにも関わらず、結果として力を出せずじまいだった印象は否めません。駒沢大にしても2区の村山謙太が区間4位で終わり、貯金が作れなかったのが序盤の大きな誤算だったでしょう。

結局コンディションをどこまでこの大一番に合わせてきたか、もちろん出場校はどこも当然そうしたつもりだったのでしょうが、青学大が最も真摯に取り組み、その結果が出たということでしょう。

箱根駅伝の異常なほどの盛り上がりがマラソンよりも駅伝という風潮を助長しているという意見がありますが、三大駅伝の他と比べたら箱根駅伝は距離も長くマラソンに繋がる道は強いと思います。来年も熱い戦いが楽しみですね。

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