終わってみれば、青学大は終始上位を維持し、4区の1年生・田村が区間新記録の区間賞で駒沢大から40秒前後でエース神野に襷をつないだのが大きかったのですが、それにもまして5区の神野の驚異的な走りが決定的な勝因だったといえるでしょう。
青学の神野は東洋大の柏原の持つ5区の区間記録(2012年)をも塗り替え史上最速の5区の走りを見せました。2012年は柏原が中継所で1位だったので、どれだけの追い上げの時間差を追いつけるかわかりませんが、前年の2011年は5分弱で3位からのスタートで逆転しています。今年は往路優勝のタイム差が4分59秒なので、5分差でもほぼ逆転できたということになります。
神野は元来2区でも走れる高速ランナーだそうですが、それがこうした山岳コースでも走れることを証明しました。昨年の東洋大の5区も設楽啓太が好走して往路優勝を果たしました。5区に特化した選手を養成するのではなく、複数のエースを育て適性を見て5区を走らせるという方向に変わるかもしれません。山の神とよばれた今井や柏原がその後華々しい活躍をしていない点を考えても5区専用選手の時代は終わり、オールラウンドプレーヤーの時代が来るのかもしれません。
それにしても神野君の体重は43kg!自転車と同じで山岳コースは軽いことが有利ですね。私の愛車Emondaと同じです。来年の箱根5区はスリムで軽くて速い選手が揃うかもしれませんね。
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今井はトヨタ自動車九州に入社し、マラソンや駅伝でもトップの活躍です。華々しい活躍といえるでしょう。詳しく陸上専門誌をご覧ください。柏原は、ニューイヤー5区7位でしたが、一時の故障から回復しつつあり今後に期待できる内容になってきています。
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