どうも場所はチェコのようです。この時は漫然と見ているだけでした。
いきなりモダンな空間が登場します。目を引いたのは有名なバルセロナ・チェア。アルフレックスの本物なら一脚58万円!という豪華な革張りの大型アームチェア。しかもグリーンのレザー。これは只者ではありません。
振り向くと床から天井までの磨いた大理石の壁!おおーっ、これは忠実なモダンデザインの住宅ですね。
そしてとどめはこの十字型平面のクロームメッキの柱。これは忠実どころか完全なミース・ファン・デル・ローエのコピー、もしかしてコピーではなくて本物?
ここからはいつものHappyのダンスが続きます。
最後にまたあの邸宅が映しだされます。近代建築史のは必ず登場するあの名作、トゥーゲンハット邸です。しかしミースを本格的に学んだことのない人には丘の下から撮った有名な写真のアングルしかご存じないでしょう。滝の上の落水荘と同じようなものです。
ビデオクリップが終わってさっそく、ネットで検索してみました。トゥーゲンハット邸(Vila Tugendhat)は1928年から1930年にかけて旧チェコスロバキアのブルノの建設された住宅です。そうです1929年といえば近代建築最大のイコンであるバルセロナパヴィリオンが建設された年です。バルセロナ・パヴィリオンとトゥーゲンハット邸が十字断面のクロームメッキの柱などディティールが共通しているのはそういう事情があっての事だったのですね。
トゥーゲンハット邸は2001年に世界文化遺産に登録され一般公開されているそうです。バルセロナ・パヴィリオンも復元公開されているし、いつかはバルセロナとブルノを訪ねる旅がしてみたいですね。楽しみです。
にほんブログ村
デザイン・アート ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿