新店から新店渓を渡ってどんどん山の中に入っていきます。今日も青空で暑いです。
新店の山の中は別世界のような涼しさです。みんな台北に帰りたくないねと言ってます。
ご親戚の家の到着です。ここは半屋外の厨房兼食堂兼作業場所のようです。
何やら四角い木枠がたくさんあります。家の帰って調べてみるとミツバチの巣箱として一般的なラングストロス式巣箱の巣枠だそうです。木枠の内側に蜜蜂が巣を作ります。
巣箱のある渓流沿いに降りていきます。足元が滑りやすくてみんなゆっくりです。
上流からは岩肌にそって冷たい水が流れてきます。見ているだけで気持ちいいです。
見下ろすと広大な烏来の山々が臨めます。この景色だけでもここに来た価値があります。
巣箱を開けて巣枠を取り出すと蜜蜂の巣ができていて蜜蜂もびっしりです。
親戚のご主人さんは素手で手袋も何もしないで巣枠をほいほい持ち上げます。確かに近づくと蜜蜂がやって来て腕に止まったりしますが決して刺したりしません。それでもかなり不気味です。
巣枠を振って蜜蜂を振り落とします。そんなことをしたら蜜蜂が怒って襲ってきたらどうしましょう!と思うのですが慣れたもので何度も振って巣だけにします。
巣だけになった巣枠を箱に入れて作業場まで運びます。
巣枠は蜜を採ったあとに再びこの巣箱に戻します。恐る恐る巣箱に近づいてみるとものすごい数の蜜蜂です。驚いたのはその数よりも響き渡るような羽音です。ちょっと怖いです。
巣枠の巣を表面をナイフで削り落とします。蜜の入った巣房の蓋の部分を取り除くためです。
この蓋の部分も蜜がたっぷり染み込んでいます。みんなでもらって食べてみるとものすごおく甘いです。でも蓋の部分そのものは蝋の成分も多くて食べずに吐き出します。ガムみたいです。
巣枠を遠心分離機にセットします。回転させて蜜を巣の外に出す仕掛けですね。
写真ではものすごく高速に見えますが実際にはそうでもありません。あまり早すぎると巣房が壊れてしまいます。蜜だけとれればいいので優しく回している感じです。
焦げ茶色の部分は蜜ではなくて主に花粉を貯蔵している場所だそうです。蜜と貯蔵食料として、花粉は蜜と混ぜて働き蜂の日常の食料になるのだそうです。
花粉の巣房の裏側はハチの幼虫の巣房です。蓋がしてあるのは蛹になった部分のようです。
ご主人さんが楊枝で生きている幼虫をつまみ出してくれました。食べてと言われておそるおそる口に入れてみましたがほとんど味がありません。少し甘いのかなと思っていましたがそうではないんですね。
巣箱一箱分の蜜を取り出しました。細かなゴミや巣のかけらなどを取り除いて瓶詰めして商品になるのだそうです。
蜜蜂づくりが終わったら今度は昼食の準備です。野鳥をそのまま唐揚げです。
茹でた皮付きの黒毛豚です。食べやすい大きさにカットしていきます。
みるみる目の前で料理が出来上がっていきます。手前の黄色い液体は地鶏のスープの上澄みの油です。ご飯にかけて食べるのだそうです。
野趣満点のお昼ごはんです。本当に貴重な体験です。野菜もお肉もほとんどが地元の食材です。
食後はみんなで昼寝。母屋の2階にみんなでゴロ寝です。蝉しぐれを聞いていたらあっという間に寝入ってしまいました。
おみやげに蜂蜜をいただいて台北に戻ります。途中台湾電力の発電所が経営するアイスキャンディーやさんに寄りました。1ヶ9元ということで大人気です。
発電所のダムが造る人工の湖です。緑が濃いです。日差しは強いですが風が心地いいです。
お友達が周囲にたくさん生えている大木を指さしています。よく見ると果実がたくさんなっています。蓮霧(レンムゥ)です。実際になっているところを始めて見ました。
今日も1日楽しむことができました。ご親戚の奥さんは私のブログを読んでくれていて今度の蜂蜜作りも楽しみにしてますと言われてしまいました。がんばってまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
左二つが今回いただいた蜂蜜です。右は前回お醤油作りに行った時にいただいたものです。蜂の巣が大きいのと色が多少薄いです。ミツバチが集めてきた花の種類によって出来上がる蜂蜜の色や風味も微妙に異なるそうです。巣箱からの蜜の採取は年に1回だけ。今回も貴重な体験をさせていただきました
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