内装施工会社手配の車で深坑までやって来ました。お昼すぎの出発で車に乗ったらすぐに爆睡して気がついたらもう到着していました。
響き渡る機械の運転音とそれに負けないくらいのラジオの歌謡曲が流れています。
何の音かと思ったら、石材を切り出す切断機のエンジン音でした。ゆっくりゆっくり切っていきます。このそばで操作している人は確実に難聴になりそうです。
石材の保管場所へやって来ました。ここから実際に使う石材を選びます。日本の銘木屋さんみたいなものですね。階段に設置する大理石を選びました。
今度はリビングルームの壁面に張る石です。どれもこれもその大きさに圧倒されます。これを小さくカットして使うなんてもったいなさすぎです。できるだけ大きく使いましょう。
ということでリビングルームの壁はこの黒い大理石になりました。かっちょいいです。これどうやって平滑に壁に施工するか、まさか弾性接着剤?と思いましたがさすがにそれは無しで専用の固定金具を使うそうです。台湾は内外装ともに石材大好きですからこういう技術は日本より優れているようです。
取り憑かれたように石材を見ていたら、内装施工会社の人が10分くらい時間を取りますから自由に見てくださいと言ってくれました。ありがとうございます!という感じで石材をながめてはニコニコ、撫でてはニコニコです。このビアンコカララ、このまま持って帰りたいくらいです。
こんな見事な石材が使えるのであれば、バルセロナパビリオンみたいなデザインにしたのになあ、と思ってしまいました。何でもバルセロナパビリオンは使える石のサイズで天井高さが決まってしまったとか。ミースも深坑に来ればよかったのに(もちろん冗談ですが)。
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