2014年12月11日木曜日

TOYOTA MIRAI

iPhone6plus, ダイソンのクリーナー、音楽CDのジャケット、最近見た様々なデザインされたものでこれは最悪という造形だったのがトヨタの燃料電池で走る車「MIRAI」です。実は燃料電池の自動車はあまり感心がなく、変な形の車が出たなというくらいの印象だったのですが、福岡国際マラソンの伴走車でずっとテレビの画面に出ていたので嫌というほど見るはめになりました。


画面の左側に写っている真っ黒な車です。空気の取り入れ口が異常に大きくてSF映画に出てくる悪い宇宙人みたいです。あまりの品の無さ、カッコ悪さにレースを集中してみることができませんでした。横でプレデターが走っていたら選手も気分が悪かったことでしょう。


近年まれに見るカッコ悪さ。水蒸気しか出さない出さない究極のエコカーがなんでこんな怖い顔をしていなければならないのでしょうか?プリウスは初代から控えめな中に知性と品の良さがあってハイブリッド車でなくても人気になったと思わせるだけの素晴らしいデザインでした。


MIRAIのデザインはコンセプトとそれによる造形が繰り返し語られていますが、要は能書きがないと見られたものではないデザインということでしょう。本当に素晴らしいデザインなら見た瞬間に訴えるものがあります。説明は不要なはずです。最近のトヨタはクラウンにしてもレクサスにしてもやたら主張するデザインでしかもそれが様になっていません。そのうちデザインが悪いとリコールされるかも。


同じ近未来の自動車でもテスラの電気自動車は穏やかで知的なデザインです。何も言わなくても惹きつけるものがあります。とても高価ですが、お金があれば欲しいと思わせる魅力があります。「MIRAI」はただで貰っても乗りたくありません。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


デザイン ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿