台北市内の公立学校は早朝や夕方は運動する市民のために開放されています。朝はおそらく5時半には既にグラウンドに入ることができます。台北市政府が照明の光熱費や管理人の費用を負担しているそうです。
全天候のグラウンドでは既にたくさんのメンバーが走っています。
黄色いユニゴームで走っているのが中山國中晨運社（略して晨運社）のメンバーです。晨運社は中山国民中学校の近くに住んでいるシニアのランナー（とそのご家族）のクラブで、40名以上のメンバーがいらっしゃいます。まん中で走っているが晨運社の部長の施さんです。
2013年の初めにマラソンシーズンの途中で台北に出張になり、練習をしたかったのでホテルのフロントに尋ねたら近くの中学校で朝、みんな走ってるよと教えてくれました。さっそく朝一人で走っていたら、施さんが中国語（台湾語だったのかもしれません）で話しかけてきたので「おはようございます」とご挨拶したら、「日本の方ですか？」と急に日本語で話してくれました。施さんは日本語がとても流暢で、それからは台北に滞在するときは毎日、中山国民中学校に走りに行くようになりました。
ある時、施さんが「晨運社のメンバーで相談したところ、あなたを是非、晨運社のメンバーとして迎えたい。」ということで、晴れて中山國中晨運社のメンバーとなりました。これは入会記念朝食会です。中央のオレンジ色のランニングシャツ姿が私です。
晨運社のメンバーになって程なく、晨運社のユニフォームのランニングシャツをいただきました。晨運社は厳格なドレスコードがあって、曜日毎に決まった色のランニングウエアを着なければなりません。ブルーのランニングウエアは月曜日のユニフォームです。最初に出ていたイエローのウエアは水曜日のユニフォームです。
この鮮やかなグリーンのウエアは金曜日のユニフォームです。月に1回、多い時は2回台湾に出張するのですが、その都度、今回は何曜日に走るのか確認して必要なウェアを持参しなければいけません。
晨運社は毎朝の練習の後、必ず近くのカフェで朝食会を開きます。毎回ではないのですが、時々、メンバーの奥さん方が腕によりをかけて素晴らしい朝食を作ってきてくれます。これはかぼちゃのビーフンです。
これは蝦入りおこわです。美味しいのと走った後なので何杯もおかわりしてしまいました。カフェもコーヒー専門店なので、料理の持ち込みは自由です。こういうところは台湾はおおらかで羨ましいです。
施さんとは走りながら、食事をしながら台湾の生活やビジネス等様々なことを話し合います。と言っても私が教えていただくことばかりです。施さんは元々日系の商社にいらっしゃったので仕事でわからないことなどをずいぶん教えていただきました。
最近、晨運社の色々なイベントを告知する掲示板ができました。掲示板の前でみんなで記念撮影です。晨運社のみなさんとは本当に偶然に知り合いになったのですが、こういった素敵な出会いがあるのが人生ですね。
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