今回の「LEGO ARCHITECTURE STUDIO」は設計事務所が模型を作るようにホワイトと透明パーツのみで構成されています。生粋のレゴモデラーでもあった私としては勾配屋根部材がホワイトで登場してくれたことにまずは拍手です。これ欲しかったんですよね。
各種の部材はシンプルなものが多く、最近の堕落したレゴ商品に見られる「特殊パーツ」がありません。これも志の高さを感じます。創作意欲をそそられます。
さらには非常に充実したがガイドブックが付属していて、世界中の有名な建築家の作品がレゴ作品で再現されているそうです。
少し気になるのはそこで紹介されている事例があんまりかっこよくないことです。これは一体何でしょう?このスケールでデザインを表現するのには無理がありそうです。
さらには曲面の屋根をレゴで表現する?これは完全にこじつけです。結局、ある造形をあるリアリティでデザインしようとするとレゴをある程度の大きさで組み立てねばならず、その作業は他の作業よりも効率的なと云われると「?」となってしまいます。
以上の理由で残念ながら仕事に使えません。手書きのスケッチやCGでのモデリングのほうが早くて思考との連動性もいい感じです。
ちなみに国内では未発売、例のガイドブックも英語だそうです。アメリカで買うと150ドルだそうですが、楽天で調べてみたら28,000円でした。日本語版が出たら買おうかな。どこか山奥にこもって1週間これで遊べたら最高かも。定年後の夢ですね。
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