ジェリー・アンダーソンといえばご存知サンダーバードを始めとする一連の作品で日本でも有名です。自分の世代はもう100%サンダーバード世代ですから、ガンダムのような草食系のセンスのないテクニカルデザインとは一緒にしてくれるなという感じです。特にサンダーバード2号はこの手の映像作品では最高のデザインであり、未だにこれを超える乗り物メカは創造されていないといっていいでしょう。ホワイトベースもソロシップも全然ダメ、敢えていえば一連のウルトラセブンのメカが日本では唯一許せるデザインでしょうか。
サンダーバードのことを話し始めるともうきりがないので止めますが、何よりもそのメカと設定、世界の平和を守るというぶれない信念からくる明るさは自分が工学系に進んだ原動力といってもいいでしょう。それとイギリスの価値観、ペネロープ嬢の大豪邸など日本とは別の文化を垣間見ることもできました。酷評されている実写版ももちろん見てしまいました。ITC版を見ている世代には出来よりも何よりも全編サンダーバードへのリスペクトで目がうるうる状態でした。今から考えるとイギリスには大SF作家のA.C.クラーク氏もいますし、彼の描いた明るい未来とジェリー・アンダーソンの作品は多くの共通点があると思います。
このロゴと音楽が流れてくるとわくわくしたものです。
働き者のサンダーバード2号。サンダーバードのメカの中では一番好きでした。
サンダーバード1号は何と言ってもその出撃のシークエンスがかっこよすぎです。
バージルがピアノを弾くというそういう人格の広がりもよかったです。
アランのやんちゃぶりにはいつもハラハラでした。ひょっとしたら3号が最も高性能?
ゴードンって出番が少ないのにジョークのシーンが多かったようでなかなかいいキャラでした。
ジョンはなんと次男だったんですね。有名な宇宙パイロットのジョン・グレン氏由来だそうです。
世界的には「スターウォーズ」がひとつの文化的な広がりを確立していますが、サンダーバードも同様の文化的体系が存在すると確信します。また見たくなってしまいました。実は昨日はYouTubeでサンダーバードの最初の劇場公開作品(セロエックス号が出てくる作品)を最初から最後まで見てしまいました。
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