2014年11月3日月曜日

フラットペダルで走ってみました

昨日ご報告したように白猫号(emonda)のペダルをビンディングペダル(シマノ105)からフラットペダル(シマノSAINT PD-MX80)に変えてみました。南米の大河からペダルレンチも一緒に取り寄せたのですが、実物を見てみると105はレンチではなく8mmのアーレンキーで外すことがわかりました。簡易工具で緩めようとしましたが、ペダルですのでびくともしません。結局バイクを買った自転車屋さんで交換してもらいました。


ペダルを交換して家に帰ってきたところです。でかい!です。重量は105のペダルも300gくらいはあるそうで200gの重量増となりました。自転車屋さんの話ではこのペダルはMTB用としてはよく使われているそうです。注意されたのはカーブで車体を倒した時に内側のペダルが下死点付近にあると路面と接触して自転車が乗り上げてフレームが歪んでしまうことがあるとのことでした。私は初心者なのでそこまでカーブで車体を倒しません。というか倒せません。

そもそも何故フラットペダルを使ってみようかと思ったのはサイクリングコース以外の信号が多い道や自動車が多い道ではビンディングペダルでは十分な危機回避が出来ないと感じたことが何度もあったからです。立ち転けは何度も経験していますが、小さなお子さんの飛び出しや悪意があるとしか思えない車の幅寄せなど、大怪我につながりかねない経験は数えきれないくらいです。業界で有名な「ヒヤリハット」というやつです。


ということで早速荒川サイクリングロードを走りに行きました。今日は風が強くて特に北向きに進むときはハードでした。走った印象ですが、左足がペダルにピッタリ付く感じが無くてしばしばずれてしまいます。右足はぴったりしています。ペダリングの基本ができていない感じです。


ビンディングペダルの足とペダルが一体になっている感覚は当然ながらありません。どちらかと言えば今まで乗っていたママチャリが高性能になったような印象です。


その代わり交差点やちょっと入り組んだ道では自転車の操作が非常に楽です。大きなペダルの上で何気なく重心を少しずつ調整している感じです。本当のギリギリまで足はつかず、足を付く場合もいかなるポジションからもすっと足が出せるのは大きな安心感です。特にサイクリングの最後は片側三車線の交通量の多い幹線道路の車道と歩道を交互に走りましたのでスピードは出せず、常にストップアンドゴーでした。

今回、同じバイクでペダルを変えて走ってみたのはとても興味深い体験でした。敢えて批判を恐れずに表現するのならば、私にとってはフラットペダルは「自転車」、ビンディングペダルは「バイク」という感じです。これは感覚的には別の乗り物だと思います。フラットペダルは安心感があるものの足とペダルが一体になっている感覚が味わえないのは寂しいです。一方でビンディングペダルは頻繁な乗り降りやストップアンドゴーには全く適していないですが、そのかわり気持よく走れる感覚は独特のものです。

よくビンディングペダルでは引き足が使えるのでスピードが出せるとありますが、スピードというよりも足とペダルがしっかり固定されているあの感覚が独特で気持よくて好きです。この感覚の違いがわかったのが大きな収穫でした。

フラットペダルとビンディングペダル、どちらに決めたということではありません。走る目的に応じて付け替えようと思います。これからはロードバイクでも街なかを走る場合は躊躇せずにフラットペダルを使うと思います。サイクリングコースを気持ちよく走るならビンディングペダルですね。コースに到達できればそこからは楽しいのですが、それまでは今まで以上に安全に気をつけようと思います。

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