観てよかったです。あっという間の144分でした。お金を払ってでも観る価値のある映画だったと思います。脚本と展開は本当によく考えられていると思います。VFXも最初の新米パイロットの空母への着艦シーンはおいおい大丈夫という感じでしたが、途中からどんどんクオリティが上がって安定してきました。空母赤城のCGも作りこまれていたし、P51Dムスタングとの格闘戦は見事でした。
映像何よりストーリテリングが見事でした。というよりもこれが普通の映画で最近の映画の質が低すぎで作り込むレベルに至っていないのだと思います。そういう意味では見応えのある作品でした。岡田准一もよかったですが妻の井上真央もよかったですね。個人的にはヤクザの景浦が魅力的でした。
今回の映画で敢えて使わなかったのは「感動」という言葉です。すごくよかったですし、ぽろぽろ涙も流してしまいました。機内食のサービスに来たキャビンアテンダントのお姉さんに涙目で和食と言ったら失笑されました。主人公の家族を守るという気持ちはもちろん現在に通じるものがありますが、それでも最後の終わり方が物足りなかったです。よかったけど感動にまで至りませんでした。
エピソードが次々と現れ、魅力的な登場人物が形を変えて現れる、という面ではあの名作フォレスト・ガンプに通じるものがありますが、最後の感動という点で劣ると思います。ここまでよくできた映画なのだから涙の向こうの感動まで提供して欲しかったです。
あっという間に目的地に到着です。今回のフライトもB787のバッテリーは無事持ちました。
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