コンクリートブロックの製造には沖縄の人たちも従事し、そこで目にしたブロックを自分たちでも作って焦土とした島に自分たちで住まいを作っていきました。躯体は鉄筋コンクリートのラーメン構造で、陸屋根の下の柱の間にブロックを積みました。業界用語であるスラブが住宅の名称として使われているのがなんとも不思議な感じです。ちなみに私達がよく目にする赤瓦の家は「カワラヤー」というのだそうです。
沖縄にはコンクリート住宅やブロック建築が多いことが常々不思議だったのですが、少し謎が解けた気がしました。シーサー、赤瓦、ヒンプンと言ったイメージだけで沖縄の住宅を考えるのは本土の人間の表層的な理解なのかもしれません。
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