結局泊まったのはYosemite Valleyから50km離れたWawona Hotel(ワオナ・ホテル)です。1879年創業の歴史あるホテルです。ビクトリアン調でYosemiteに多いシンプルな山小屋風の建物とは大きく異なります。それでも建物が歴史があって本物なので日本のペンションのような気恥ずかしい感じはありません。
本館の正面です。堂々とした佇まい。アメリカらしい伸びやかさも感じます。広いデッキを建物周囲に回すのは南部のプランテーションハウスではおなじみの設計です。
まずは本館を入った受付でチェックインの手続きです。デッキには椅子やテーブルがたくさん。のんびりコーヒーを飲んだり本を読んでいる宿泊客の人がそこかしこにいます。
宿泊する部屋は別棟になったコテージです。本館正面から右に歩いていきます。見えているのもコテージの一つ。「Clark Cottage」という名前でかつては従業員の宿舎だったそうです。大小様々なコテージが広大な敷地に点在しています。
私達が泊まったのはこの可愛らしいコテージです。1884年に建てられたそうで、名前は「Little White」と言って、かつてはホテルのマネージャーが住んでいたそうです。ひとつの建物に3室しか無いので一軒家みたいです。
「Little White」も周囲は回廊になっていてここから部屋に入ります。グレーに塗られた木製のデッキや白くペイントされた手摺や装飾、そして外壁を見るとアメリカに来たなという実感が湧いてきます。
奥にも幾つかコテージが建っています。コテージ同士の間がたっぷりとってあるのでのんびりした雰囲気です。本館にご飯を食べに行くにはそれなりに歩きます。これが気持ちいいんです。
道路側には大きな別館(Annex)が建っています。Wawona Hotelでは一番新しい建物です。といっても1918年にできたそうです。要するに昔の木造の旅館ですね。
山に囲まれているので朝になってもなかなか日がさしてきません。朝食を済ませて帰ってくると遠くの草原が朝日を浴びて輝き始めます。
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