2012年11月5日月曜日

Mariposa Grove

Yosemiteの旅の3日目は世界最大の生物の棲む世界を訪ねます。その生物とはジャイアントセコイア、スギ科の樹木です。ヨセミテ国立公園を含むシェラネバダ山脈にはジャイアントセコイアを始めとする巨木の森が点在します。かつては一面の大巨木林だったことは明かですが乱獲と伐採で今ではこの巨木が見られる場所はシャラネバダ山脈でもごく限られた地帯になってしまいました。

ジャイアントセコイアは最大のものでは高さ83m、根本の最大直径は11mを超えます。同じスギ科のレッドウッドは高さ95mに達し高さでは世界一だそうですが、幹がスリムで全体としての大きさはジャイアントセコイアが世界一ということだそうです。

ということでホテルから車で30分、ジャイアントセコイアの群生地として名高いMariposa Grove(マリポーサ・グローブ)へやって来ました。セコイアの森の中は生態の保全のため、乗用車の立ち入りは禁止され、専用の観光車両(トラム)か歩いて回るしかありません。


トラムに乗って出発です。それにしても寒いです。すぐ脇にまだ若いセコイアが生えています。


最初に倒れた巨木の脇を通ります。横たわっているとその大きさに圧倒されます。


ジャイアントセコイアの登場です。空に突き刺さるように聳えています。


幹の根元はこのように独特な造形です。木が大きすぎて樹皮が垂れ下がっているようです。


セコイアの樹冠が聳え立っています。この明るい茶色の幹が特徴です。


幹の彫りの深さも特徴でしょう。樹皮がとても厚いことがわかります。


この樹皮にはタンニンが多く含まれているそうです。食害に強い要因の一つだそうです。


ところどころに倒木があります。まるで巨神兵の死骸のようです。


このあたりの巨木はゆうに高さが60mはありそうです。


ツアーの中間点のミュージアムです。周りの木が巨大で家が小さく見えます。


セコイアの根は浅く幹のそばは根を守るために立ち入りが制限されています。


木が大きすぎてどうしても建物が小さく見えてしまいます。絵本の世界のようです。


再びトラムに乗ってツアーが再開されます。ここから歩いて戻る人も多いそうです。


Mariposa Groveで最大のジャイアントセコイアであるグリズリージャイアントです。


樹齢は2700年!高さは62mと比較的低い(!)のですが、これは度重なる落雷で樹冠がごっそり失われたためと言われています。雷に打たれる前はさぞ壮観だったことでしょう。


ツアーが終わって出発点に戻って来ました。巨木の迫力に圧倒されて気が抜けました。

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