この木なんの木

ホノルルマラソンに行った時のハワイの観光のはなしです。ワイキキビーチからカピオラニパークをジョギングしていると高さよりも幅の広い巨大なキノコのような樹木がたくさんあります。どこかで見たことのある木だなと思っていると・・・。そうです、日立のTVCMに出てくる「この木なんの木」がハワイにあることを思い出しました。「地球の歩き方」を調べてみると、ありました「この木なんの木」の実物があるところが。しかもワイキキから車で20分くらい。早速行って見ることに。

レンタカーで行き先をカーナビに入力すれば後は音声アナウンスのままに運転すればOK。今回借りたムスタングは英語の音声案内でしたが日本語もあるようです。

ここでアドバイス。「この木なんの木」のあるモアナルア・ガーデンはカーナビでは目的にまでたどり着けません。同じところをグルグル回っていたらたまたま通りかかった現地のお姉さんが案内してくれました。迷子になる日本人ドライバーがたくさんいるようです。

なんとか目的につくと日本語の看板が。ハワイはどこに行っても日本語の看板があるのが救いと言うか興ざめと言うか・・・。

モアナルア・ガーデンに入るといきなり「この木なんの木」とご対面です。樹木の名称はmonkey pod。熱帯アメリカ原産のネムノキ科ネムノキ属の常緑高木です。日本には生えていないようですが和名はアメリカネムノキだそうです。

近くで見ると樹木の巨大さがわかります。樹高は25ｍ。枝張りは40ｍに及ぶそうです。世界最大のモンキーポッドはベネズエラにあって枝張りが58ｍあるそうです。すごい。

よく見るとそこら中にモンキーポッドが生えています。なんというか巨大な生き物の群れの中に迷い込んだような印象です。

実は感激したのがこの感じ。強い日差しの下でモンキーポッドがこんなに大きな木陰を作っています。猛暑に苦しむ日本の公園にこんな木があったらいいと思いませんか。

余談ですが撮影は強烈な逆光ですがハレーションは殆ど無し。さすが日本の誇るナノクリスタルコートのレンズです。

モンキーポッドの木陰はひんやりしていてとても気持ちがいいです。こういう木が日本でも使えないかなと思ってしまいます。南関東あたりでも難しいかな。冬は寒さ避けのシートを掛けてあげるとか。

モンキーポッドの花と葉。羽状複葉なのでネムノキの仲間なのも深く納得です。なんというか葉の厚いシマトネリコみたいです。花も可愛らしいですね。

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