2012年1月20日金曜日

みなとみらい駅

午前中は横浜で打ち合わせです。クイーンズスクエアに向かうのでみなとみらい駅からそのまま長大なエスカレーターで地上に向かいます。


この長いエスカレーターの向かう先に巨大な壁がそびえています。壁に向かって人が吸い込まれてゆくようです。巨大なスヌーピーも宙に浮かんでいます。


この壁にはドイツ語と日本語の文章が刻まれています。エスカレーターで登ってゆく時は思わずじっと読んでしまいます。一番下にSchillerとあるのでドイツの大詩人シラー(ベートーベンの第9の合唱部分の詞の人ですね)のものかということまではわかるのですが、それがなぜここに?すこし調べてみるとこの詩文は「デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた美学的なことに関する書簡27号」の一部だそうです。この詩をアメリカのアーティストのジョセフ・コスースがクィーンズ・スクエアの設計の一部に使ったそうです。


打ち合わせが終わって帰って行く時は今度はみなとみらいの駅の改札まで一気に降りていきます。ホームに入ってくるみなとみらい線の電車も見えます。こんな空間構成の駅は他に見たことがありません。火災の際の防火区画など建築法規がよくクリアできたなといつも思います。


みなとみらいのホームからも当然大きな吹き抜けとそこに浮かんでいるスヌーピーが見上げられます。地下の深いホームの閉鎖的な感じがありません。東京駅もこういう風になればいいですね。頭が堅いJRは決してやらないと思いますけれど。

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