2013年9月8日日曜日

Tokyo will host the 2020 Olympic Games !

東京が2020年のオリンピックの開催都市に選ばれました。2016年の時とは違って今回は日本も本気でやった感じがあります。本気が最も伝わってきたのが最終プレゼンテーションだったのではないかと思います。開催が決まってから見なおしてみると改めて日本の本気を感じることが出来ます。もう一度プレゼンを見てみたいと思います。

開催が東京に決まったということは、日本は「Fukushima」の問題をできるだけ早く、最も遅くとも2020年のオリンピック開催前に解決しなければいけません。これは日本の世界に対する約束です。安全保障や景気対策など今の日本にやらなければならないことはたくさんありますが、福島の原子力発電所の問題だけは送らせることが出来ません。日本は約束したのですから。


IOCのホームページには東京での開催が高らかに謳われています。


プレゼンテーションの始まりです。安倍総理初めメンバーの登場です。見ている日本中が緊張し期待したと思います。マイクの調子が悪いとかそういう些細なことも気になりましたね。


高円宮妃久子さまのスピーチはとても感動的でした。宮内庁の過剰な介入と干渉で皇室はイメージを悪くしている面がありますが、流暢なスピーチ、誠実な人柄など日本のよさがとてもよく伝わったと思います。宮内庁がなんと取り繕うともこれは立派な招致演説です。


IOCからの東京のメンバー紹介で安部総理はやる気満々。日本の主役でしたね。


パラリンピック選手の佐藤真海さんのプレゼン。情熱が伝わってきました。


途中で写されたビデオクリップ。各都市の持ち時間が70分なので、演説だけでは間が持ちません。プレゼンの手法としてよかったっと思います。


IOCメンバーで東京五輪招致委員会の竹田恒和理事長のプレゼン。東京に投票してくださいと3回アピールしたそうです。そういう直截さがいいですね。


小谷 実可子さんの東京のロケーションのプレゼン少しチャラかったけどニュースキャスターよりも上手でした。


猪瀬東京都知事のプレゼン。尊大な石原さんだったらプライドの高いヨーロッパ貴族に反感をもたれたかもしせん。アジア度の濃厚な猪瀬さんの泥臭さがプラスになったと思います。


滝川クリステルさんのプレゼン。「お・も・て・な・し」よかったです。


フェンシングの太田雄貴さんの熱いプレゼン。こうやって見ているとプレゼンのキャラクターが静と動、硬と軟で交互に繰り返されています。


締めくくりは安部総理のプレゼン。東京の魅力よりも福島の問題をどう説明するのか?世界よりも日本中が安部総理がどう説明し、何を約束するのか固唾を呑んで見守りました。


この後で再びビデオクリップ。最初は何が言いたいのか全然わかりませんでしたが、後半に最初のビデオとのつながりが。単純でしたがわかりやすい内容でした。


最後に再び竹田理事のアピールで締めくくり。結果がわかった今となってはすばらしい構成だったことがわかります。各人が自分のよさを精一杯引き出しベスト尽くしたと思います。


プレゼン後の質問では2つ目にノルウェーの委員から福島の汚染水問題について技術的な見通しについて質問が出ました。日本側の最も恐れていた質問でしたが、「技術的」というところがポイントだったかもしれません。これが「心情的」とか「文化的」とか言われてしまうと受け取る側の問題になってしまうのでどう説明してもだめという展開になりかねません。質問したノルウェーはリレハンメルオリンピックで環境問題を重視していましたので、やる気ではなく技術、明確な期限や数値に基づく説明となり、安部総理から「汚染水による影響は、福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている」=ブロックするとの言質を引き出しました。

そういう意味ではノルウェーのIOC委員は日本国民の強い見方になってくれました。この答えを聞いて安心するのはIOC委員よりも日本の国民だったからです。とりわけ漁業関係者はこの数字を今後引き合いに出すでしょう。オリンピックに向けた本格的な取り組みはまさにスタートしたばかりです。2020年までの約束、日本と日本国民の約束だと思います。

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