確かの特殊効果はものすごい迫力です。でもそれだけです。ずっと見てると飽きてきます。
脚本が単純すぎです。登場人物もわがままな「こども」ばっかりです。なぜ「こども」が艦長なのかよくわかりません。なんと悪役の人物も「こども」です。きっとスタートレックのこの時代には分別のある「おとな」がいなくなっているのでしょう。
モンスターズインクはその製作期間の7割以上がストーリーテリングと脚本に当てたと云われています。本当に面白い、観客に感動してもらうのは映像以前の部分です。モンスターズインクのようなよく練られた作品が一方でこういう練る気の無い作品も山ほどあります。特に「SF大作」と呼ばれているのはほとんどがこれです。最近のSF作品は驚いて終わりなのでしょう。
素材がダメならいくら料理してもダメ。北大路魯山人の言葉ですが、映画を見ているとよくわかります。スタートレックは何本も映画が作られていますが、未だにテレビ放送を超えていません。もっと頑張って欲しいです。
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