2014年2月7日金曜日

さよならVAIO

SONYが同社のパソコン部門であるVAIO事業を投資ファンドに売却すると発表しました。投資ファンドは中国にLENOVOに売却するという噂も流れています。日本からまた一つブランドが消えてなくなりますが、それもやむ無しという感じです。


個人的にはVAIOには最初からいい印象はありませんでした。特に最初のWindows98やWindows Meの頃は実装メモリが少ないのに付属ソフトが多くしかも起動時に立ち上がり、肝腎のアプリは仮想メモリで動くという有り様でした。おそらくこの時代のユーザーはVAIOってカッコイイけど遅いという印象が多かったのではないかと思います。どうしてこういうスペックになってしまったのか誰が考えてもおかしいことが実際に起ってしまう。SONYってそういう会社なんだと思いました。

おそらくSONYの技術者はVAIOに対してものすごいフラストレーションが溜まっていたのだと思います。何よりもパソコンの根幹であるOSは自社開発できずアメリカ製のもの、仕方が無いので自社の付属ソフトをたくさん入れてデザインもなるべく売り場で目立つものとする。聡明なSONYの技術者は何よりもユーザーに体験を提供するOSを開発したかったのでしょう。それができないから仕方なく付属ソフトや筐体のデザインでお茶を濁す。SONYの苦悩が伝わってくるような製品でした。やっと開放されたのですね。お疲れ様でした。

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