2月になってそろそろ登場するかと思っていましたがやっぱり出てきましたゼロ・グラビティ、今回の出張のひそかな楽しみでした。アカデミー賞有力候補とも云われている話題の作品です。機体が離陸する前から見始めてしまいました。
期待してみたのですが、残念がっかりでした。映像はきれいかもしれませんが、それに没入できないほどストーリーがでたらめです。ちょっとしたSF読みや最近の報道を見れば今回の物語がほとんど嘘とわかります。大リーグボールのような設定です。第一に消火器の噴射で宇宙ステーションにランデブー、こんなことが出来るわけがありません。
第二に誰の助けも借りないで一人で操縦して大気圏に突入して無事着水。こんなことも出来るわけがありません。この映画に関してはNASA(アメリカ航空宇宙局)が正式にこんな設定はありえないとコメントしているようです。娯楽で見るにもあまりにも子供だまし。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの熱演があるだけに余計残念です。
JALのいつもの機内食を食べながら最後まで見ました。エンドロールのクレジットでにやっとしたのがミッションコントロール(地上管制管、声だけの出演です)の声がエド・ハリスだったことです。アポロ13号でのミッションコントロールの名演技が思い出されます。この映画はそういう意味ではアポロ13号へのリスペクトがあるんですね。そう思ったら少しだけいい映画と思えるようになりました。
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