2013年5月15日水曜日

廃炉

原子力規制委員会の専門家チームが日本原子力発電・敦賀原子力発電所(福井県)の2号機直下にある断層(破砕帯)は「活断層である」と断定する評価報告書を正式にまとめたそうです。

原子力規制委員会はこれを受け、2号機の再稼働に向けた安全審査は行わないとの判断を下す見通しだそうです。再稼働の手続きが進められないということは当然稼働できず、廃炉の命令は無くても事実上廃炉にするしかありません。2号機は廃炉に追い込まれる可能性が濃厚となりました。今まで規制委員会の強制力がどこにあるのか疑問だったのですが、この「安全審査をしない」というのが切り札だったんですね。


これは日本の技術者が自分達で考えて出した結論です。私もこの判断を支持します。発生した事故が甚大でしかも長期的なものになる場合は基本的に安全側で判断すべきです。吹雪の山に登山するかどうかを決めるようなもので迷ったら安全側、事故が起きない側で考える。技術者の判断の基本です。

こんなことがわからないくらい日本の原子力行政は政治的に弄ばれていたということでしょう。専門家チームの判断の技術的精度がどの程度のものなのかよくわからない部分もあります。しかし今述べた技術判断の大原則からすれば、後世に向けて胸を張れる判断であると思います。このまま廃炉の手続きを粛々と進めて貰いたいですね。

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