2012年9月1日土曜日

現場で作るということ

ずっと通っていた旗の台の現場が竣工直前ということで見に行ってきました。現場に行った帰りにRCの打ち放しの住宅がありました。ポストや表札を収める塀も同じように打ち放しで作られています。エッジも効いていて美しい造形だと思います。


こういうものを効率的に供給しようとすると、工場でプレキャストで製造する方法を思いつきますがおそらくこの塀が持っている雰囲気は醸し出せないと思います。細かいところを見ると欠けや補修してある箇所もありますが、それでも現場で職人さんが体を動かして、汗をかいて作ったという迫力が伝わってきます。

そういう力が現場には潜在しているということを感じます。建築の施工はそういう精霊の力を形あるものの中に引き込んでいるのかもしれません。

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