2017年3月15日水曜日

我的房屋

今回の台湾滞在は当初は普通にホテルを予約していたのですが、以前住んでいたマンションのオーナーの張さんのご厚意でマンションに滞在させていただきました。2ヶ月前まで住んでいた家に再び滞在する≒暮らすというのは言葉では言い表せない不思議な体験でした。


マンションに到着しました。普通過ぎる光景に自分の感覚が戸惑っています。


ドアを開けて部屋に入ると、そこにはまるで2ヶ月前の生活が残っているようです。


キッチンもそのままですが、自分が暮らしていた痕跡が無くなっています。自分が暮らしていたのは幻だったようにも思えてきます。


洗濯機の周囲も妙に物が無くなっていて空々しい感じです。


振り返るとそこには散々使った雑巾が何事もなかったように干してあります。自分が暮らしていた痕跡を初めて見つけました。


さらに3つある寝室の一つには私が注文した飲料水が未開封でそのまま残っていました。たしかにここに住んでいた実感が戻ってきました。


洗面所にはずっと使っていたピンクのコップがそのまま残っていました。


5日間の滞在中はパソコンでの仕事やメールのチェックなどはほとんどダイニングテーブルで過ごしました。いつも夕食を食べていた場所です。


洗面所の入り口の脇には除湿機がそのまま置いてありました。今回は雨が多かったので除湿機は大活躍でした。部屋を出ていく前には溜まった水の水槽は機械から外して乾かしておきます。


リビングの佇まいも全く同じです。滞在中はこの家と周辺の同じ環境で暮らし、そして同じお友達のみなさんと過ごしました。日本に帰っていたのが夢のように感じました。生活感覚という記憶は確かに存在するようです。


アパートを退去する時は来た時と同じように遮光カーテンを下ろしました。また滞在させていただく機会があるかもしれません。その時まで再見です。

0 件のコメント:

コメントを投稿