2015年3月2日月曜日

風立ちぬ

先日TVで放送されていた宮﨑駿の「風立ちぬ」を録画して、昨晩見ました。宮﨑駿の長編劇場映画引退作品とのことでした。


まず見た感じでは、色がきれいという印象。これはハウルの城以来の宮崎アニメの伝統でしょう。


女の子の顔が変わりました。よく見たら作画監督が高坂希太郎なんですね。「茄子 アンダルシアの夏」の監督もやった人です。ちょっと平板な感じですね。


作品の中で出てきたカプローニ氏の巨大な飛行艇。何と本当にあったんですね。これが一番びっくりだったかも。作品はというと、ストーリーというよりは場面場面の描写が見事でしたが、それ以上に感動までは感じませんでした。心に沁みるものはありましたが叫びたくなるような魂の震えはありませんでした。きっと宮崎氏もそういう作品を作ったのではないのでしょう。

何度か言ったことがありますが、宮崎アニメでメッセージ性が強い作品はもののけ姫が最後だと思いますし、同時に最高傑作だとも思っています。風立ちぬは美しい作品ですが、後世では宮崎氏の最晩年の小品という評価ではないかと思います。良くも悪くも大作ではありませんね。

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