龍山寺の入口の門です。電光掲示板で歓迎のサインが出ているのがいかにも台湾的です。
門をくぐると寺域の結界となるもう一つの門があります。この前はひと通りも少なく落ち着いた雰囲気ですが、中に入ると空気が一変します。
門の軒はびっしりと枡組の造作がなされています。日本の禅宗寺院に見られるような驚くべき密度です。よく見ると形状が日本とは微妙に異なります。こちらが本家筋ですね。
寺院の中に入ると先程は打って変わって大勢の人が歩きまわりお祈りをしています。本殿の屋根の棟の装飾にも圧倒されます。
お祈りに来る人が持ってきてお供えの果物がところ狭しと並べられています。
多くの方がお祈りをしています。案内してくれた通訳の方が台湾ではちょっとした海外旅行などでも出発の前によくお祈りに行くそうです。そして無事に帰ってくると必ずお礼のお祈りに来るそうです。日本との大きな違いかもしれませんね。祈り(願い)と感謝がごく自然に信仰の中にあるのを目の当たりにしてとても新鮮な感じでした。
御存知の占いもあちこちに置いてあります。台湾の方は本当に占い大好きです。
参拝の場の天井も見事な枡組です。こういったドーム状の造形は初めて見ました。規模は小さいですがローマのパンテオンに通じるものを感じます。
蝋燭も境内の至る所に灯されています。滴り落ちる蝋を削って蝋燭の形を整えている人が境内をずっと巡回しています。
お祈りの御灯明が輝いています。龍山寺はご存知のように病気の回復に霊験偉高で有名です。病気回復の灯明は申し込み開始の数日前から行列ができるそうです。
密度の高い建築の装飾、信仰のパワー、ある種世俗的な寺院のシステム、何もかも初めての経験で圧倒されてしましました。魅力的な場所です。また訪れたいです。
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