2013年11月2日土曜日

樹木のかたち

龍安寺の庭を歩いていると風景の移り変わり、水辺の風景、舗装の多彩さと繊細さなど、まるで次々と演目の変わる舞台のようです。歩いていてふと気がついたのが樹木のかたちです。


実は普通の住宅の外構や街路樹で使うような鉛直・線対称のかたちの樹木がほとんどありません。特に園路に覆いかぶさるような樹形が連なり緑のアーケードのようになっています。


時に園路内に支柱を建ててでも横の広がり、非対称な樹形を創り出しています。考えてみれば自然の山野であれば樹形は日照の得られる方向に伸びて非対称になるのが当たり前です。生産された植木が当たり前にように感じることが不自然なのかもしれません。養殖ものに慣らされているということでしょうか。


もみじは流石に少し早かったようです。紅葉は見事なのでしょうね。


ところどころにある杉の巨木がほとんど唯一の鉛直の樹形です。これはこれで非対称の樹形とのコントラストを創り出しています。

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